花(U子)

私が撮った花の写真です。
皆さん、見てください。

アネモネ

2008-03-24 21:53:23 | 
アネモネは、南ヨーロッパの地中海岸原産の花です。
種は長い毛を有し、風によって運ばれるのです。このため「風」が由来となっています。アネモネとはギリシャ語で「風」のことで、英語での別名では「風の花(windflower)」といいます。「アネモネ」と「風」は切っても切れない関係ですね。

日本への渡来は、明治の初めだったのでした。アネモネ属とも、イチリンソウ属とも、またいうのでした。また和名では、ボタンイチゲ(牡丹一華)、ハナイチゲ(花一華)、ベニバナオキナグサ(紅花翁草)など、いうのでした。

アネモネにちなんだ物語といえば美少年アドニスの物語です。木の幹の裂け目から生まれた少年アドニスは、ギリシア神話にガニュメデスと並んで1番目か2番目に美少年らしいでした。さて、美少年アドニスの血がにじんだときに、死んでしまうのでした。そして、大地の中から生まれたとか。細い草の芽が萌えたち、すくすくと茎を伸ばし、やがて真紅の花を咲かせたのが「アネモネ」の花だったそうでした。

また、花の神フローラの侍女アネモネは、フローラの愛する神風ゼピュロスと恋に落ちました。そこで、フローラはアネモネを遠くに追いやるのでした。しかし、神の風はなおも後を追うのです。とうとうフローラぬは、少女を花に変えてしまいました。そこから風のよく当たるところに育つこの花の名前がアネモネというのでした。しかしなお、あきらめきれないゼフュロスは春が来るたびにアネモネを花開かせ、西風で蕾をなでているとか、いうのでした。

二つの言葉は、花弁の命が短く、風の息に吹かれてたちまち散ってしまう。「風の花」つまり「アネモネ」です。美しいけど悲しいものですね。

花言葉 清純無垢 無邪気 辛抱 待望  はかない恋 薄れゆく希望
紫の色なら「あなたを信じて待つ」だそうです。

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