花(U子)

私が撮った花の写真です。
皆さん、見てください。

ヒガンバナ

2010-10-10 23:53:36 | 
ヒガンバナ〈彼岸花〉
別名 マンジュシャゲ〈曼珠沙華〉
  マカマンダラゲ〈摩訶曼陀羅華〉

秋の彼岸近く、赤く燃えるようなヒガンバナは実に印象的です。
〈今日は、白いですが〉

日本には中国から帰化したものと考えられています。
稲作の伝来時に、ヒガンバナ混入したのでした。
中国から伝わった1株に、
球根から日本各地に株分けの形とあったのです。
北海道から琉球列島まで見られていて、
全て遺伝的に同一となっていまのです。

はい「葉の時は花がない」しでしたし、
別名に「ハミズハナミズ(葉見ず花見ず)」とも。
もともと三倍体だから、種子で増えることなかったのです。
球根から花茎がのびることしかありません。
日本にはじめてから、いまと同じ花なのだとふと思いました。

また、異名が多く、死人花、地獄花、幽霊花、剃刀花、狐花。
いっぱいあります。
そして、むかしから咲いているけど、
古典文学に登場しないのも不思議ですね。
万葉集の「壱師(いちし)の花」しか以外にはありせん。

有毒成分とあるのではないですかも、
しかし赤い花にはとり、球根には採っていますね。
飢饉時の救荒植物としていることでしょう。

北原白秋「思ひ出」(明治44年)より「曼珠沙華」でした。
よく見ていたのでした。
また、私が高校生の時、先生が国語で詩人でした。
先生が「彼岸花」のことで歌を、皆におもえました。
いえ、わたしの病気になってから、まったく覚えていません。

「路の辺の いちしの花の いちしろく 
      人皆知りぬわがこいづまは」
             柿本人麻呂

「曼珠沙華 あつけらかんと 道の端」
              夏目漱石

「曼珠沙華咲いて ここが私の寝るところ」
「なかなか死ねない 彼岸花さく」
             種田山頭火

花言葉 情熱 独立 再会 あきらめ 悲しい思い出
    想うはあなた一人 また会う日を楽しみに

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2 コメント

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彼岸花 (yoyo)
2010-10-11 22:29:27
前回の萩も好きな花でコメントが遅れて・・・彼岸花も気になる花です。白い彼岸花 昨年三重の美術館で見ました。でもやっぱり真っ赤なまんじゅしゃげが印象深い。 歌もなかなかです。何故歌に無いのでしょう? 日本中に咲いていたように思うのですが・・・yoyoは好きな花です。
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Unknown (yoyo さま)
2010-10-12 10:39:52
むかしも好きでした。はい、いまもすてき。赤い彼岸花では、いろんですよね。小さくても、山ほどもあっても、思わず見つけて、うれしいです。
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