花(U子)

私が撮った花の写真です。
皆さん、見てください。

ユリ

2010-07-12 13:43:31 | 
ユリ

蒲田駅に毎年「ユリ」がいっぱいあったのでした。一週間の花で、ちょっと遅いのですけど、今では終わってしまいましたが。

さて、日本語の「ゆり」の語源は、「ゆする、ゆらぐ」の意味という説。
風に揺れることから「ゆる(揺)」から、「ゆり」になったようでした。

ケルト語で「百合」は”白い花”の意味をしています。
ギリシャ神話では、ゼウスの妻ヘラの乳から、生まれた聖花は、ユリといわれています。
古代ローマでは、女性と結婚することで、希望の象徴でした。

そしてキリスト教においては、聖書で、ユリはしばしば言及される花のこと。「ソロモンの栄華もユリに如かない」と喩えました。
キリスト教には白ユリを純潔の象徴として用いられ、マリアの祭壇を飾る花については、「聖母のユリ」と呼ばれているのです。

中国と日本には百合の宝庫といわれていて、また、「ユリ大国日本」ともいいまれるのです。1830年代に、シーボルトが持ち帰った百合の球根でしたが、ヨーロッパ人の好みに合致したのでした。

いま、現在、純白の大輪、「カサブランカ」など、日本のユリを主体に改良されたことなのでした。で「聖母のユリ」はマドンナリリーと呼ばれますが、はい、日本のテッポウユリなのですよ。

さて、万葉集では、
「夏の野の 繁みに咲ける 姫百合の
知らえぬ恋は 苦しきものそ」
      大伴坂上郎女

言葉 注目を浴びる 子としての愛
   純潔、栄華、威厳 無垢
 あなたは私をだますことができない