岩手競馬支援の日のメインレースとして開催されたマイルチャンピオンシップ南部杯。注目は、世間一般では世界ナンバー2のトランセンドが帰国初戦でどんなレースをするのか?ってとこにあったかと思いますが、我々の注目はなんといってもシルクフォーチュン。初のG1(Jpn1)挑戦です。シルクフォーチュンのこのレースでの評価は、「芝並みの末脚は、直線の長い東京では魅力だが、距離延長はこの馬にとっては大きな課題」でした。その結果最終的に7番人気という低評価。個人的には距離は大丈夫、スタートをうまく切れるかどうかが問題だと思っていました。
馬体重は+4kg。とある専門紙に「夏場からの使いづめで馬体が細くなっている」とあったのでこの+4kgはほっと一安心。ただパドックをみたら目を覆いたくなるような入れ込みよう。何とか落着け落着けと祈るばかりでした。同じように人気のランフォルセも入れ込んでいたので、こっちはもっと入れ込めと思っていました。そしていよいよスタート。ゲート入りも後入れの偶数枠ですんなり入り、あとは不利なくスタートを切ることだけを祈っていました。ゲートオープン!見事スタートを決め、五分のスタート。いつものポツンと最後方でなく後ろから3・4番手でいつでもいける態勢。4コーナーを過ぎても前との差はそれほどなく、これはいけると思わせる手応え。さぁここからはいつもの豪脚披露って感じでぐんぐん前で競り合うエスポワールシチー、トランセンド、ダノンカモンに迫っていきます。ただし、エスポワールシチーこそ差し切ったが、この時点で前を行くトランセンドとダノンカモンとの足色が一緒になってしまい3着。これがG1を経験している馬とそうでない馬との差と感じた瞬間でした。
それでも7番人気の低評価を覆す好走に満足感ありあり。上がりもさすがに35秒台は記録できなかったけど36秒3は2番目のダノンカモンをコンマ3秒上回る最速。ダート1600mの持ち時計も2秒2更新して1分34秒9。距離の不安も一掃して幅が広がったと思っていたら、レース後の藤岡康太騎手のコメントは、「無理せずあの位置が取れました。直線に向いてからの反応もよく、『これは』と思いましたが、道中でハミを噛んだ分でしょうか。それに本質的には1400mの方がいいですね」ということ。となると次走はJBCスプリントあたりになるとまた楽しみですね。