カジノドライブのJCD出走確定

ジャパンカップとジャパンカップダートへの日本馬の出走権利は去年までなら獲得賞金順で決定されていましたが、今年からJRAが発表する直近のレーティングの上位5頭に優先出走権が与えられて、以下は獲得賞金順となりました。これは、明らかに能力上位なのに違う路線で賞金を加算していた馬が登録してきたばっかりに能力上位の馬が出走できないという事態を防止するための策と聞いています。これにより今回ジャパンカップダートにカジノドライブが出走することが可能となりました。カジノドライブの日本での戦績は新馬の1勝のみ。その後アメリカにわたって賞金は日本のレースよりも低いけど格は高いピーターパンSを勝ったことによりレーティング上位となりめでたく出走できる運びとなりました。この制度は非常にいい制度だと思います。例えば2001年にNHKマイルカップを勝ったクロフネは、距離適性から神戸新聞杯を叩いて天皇賞で古馬と対決する予定だったけど、神戸新聞杯でまさかの3着で賞金加算ができず、天皇賞に出走できませんでした。このときサイレントセイバーなんていう馬が出走したために賞金不足のためクロフネは除外の憂き目にあってしまいました。その後のダート路線での衝撃からすると除外されて新境地が開けて良かったのかもしれませんけどね。
今回カジノドライブの出走でワンダースピードやキクノサリーレなんかも除外対象となってしまうのは残念だけど、競馬ファンからするとカジノドライブのジャパンカップダートでの雄姿を見たい人のほうが多いだろうと思います。私もカジノドライブがヴァーミリアンやサクセスブロッケンと天皇賞秋のような感動的なレースをしてくれる姿を見たいと思っています。