写真は尾山神社の御朱印。
帰去来幹部を宿に残し、私は街の散策に出た。
近江市場を過ぎてすこし歩くと左手に見えたのが、尾山神社のこの神門だった。
神門をくぐり本殿にお詣りする。
御朱印を頂くために、社務所をのぞいてみたが、まだはやく開いていなかった。
私は本殿の石段に腰掛け、社務所が開くのを待った。
通学や通勤あるいは犬を連れている人たちが、本殿の前で一礼していく姿が目についた。
姿勢を正し、深々と頭を下げる人もいれば、歩きながらちょこんと頭を下げる人もいる。
そんな姿を見ていたら、あの西行の歌を思い出した。
なにごとかおわしますかは知らねどもかたじけなさに涙こぼるる。
古来、この国には八百万(やおよろず)の神々がいて、それを敬う人々がいた。
今も変わらずその国はここにある。
社務所が開いたので少し寄付をして御朱印をいただいた。
踵(きびす)を返し、神門をくぐり、石段を降りた。
回れ右。
気をつけ、礼。
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