早起き梟のひとりごと

仕事に追われる日々を少しだけ立ち止まって見つめてみると・・・

カモメが飛んだ。

2019-01-17 06:24:28 | 出来事

とある日の午後、熱海の海岸を散歩していると、ひとりの老人と遭遇した。

その人は、オーケストラの指揮者の様に両手を高く掲げ、八分の二拍子よろしく手を振り始めた。

どうやら、その手にはパン屑が秘められているらしく、カモメが飛来して、器用にその手からパン屑を啄ばんでいく。

見ると、順番待ちをしているのか、海岸の欄干には数多くのカモメ達が列をなしている。

近くに寄っても、飛び立つこともなく、黙って老人を見つめている。

カモメをまじかでみた事があまりなかったので、この際だからじっと見てみた。

よく見ると、なかなかの器量だ。