写真は、「民主主義の死に方」新潮社 2500円 税別。
私は妄想する、参議院沖縄補選、野党候補一本化を目指し、枝野立憲民主党党首との会談の2時半後、同じ場所で極秘裏で行われた会話を。
「小沢さん、わざわざまたお越しいただき、ありがとうございます」
「いやいや、私の方こそ、会わにゃいかんと思っていたよ」
「小沢さん、安倍総理は、衆参同日選に打って出るんですか」
「それは無いな、むしろこうして我々が浮き足立つ、これが目的だな」
「なるほど、しかし必ず選挙はやってくる、野党統一は絶望的」
「ここまでバラバラにされては、ワシの手を持ってしても」
「でも、このまま手をこまねいていれば、安倍総理はますます図に乗ってしまう」
「枝野さん、ひとつだけ手がある」
「小沢さん、それはなんですか」
「それはあんたがひとり勝ち、する事じゃ」
「ひとり勝ち?」
「選挙前に野党がいくら結集してももはや国民には野合にしか見えない」
「しかしある程度、結集しなければ選挙には勝てないのでは」
「結集は裏でやれば良い」
「裏で?」
「それはあとまわしだ。とにかく立憲民主党が勝つ選挙を作るんだ」
「安倍総理を止めなくては、民主主義が死んでしまうを前面に出す選挙」
「枝野さん、それじゃダメだよ」
「………………」
「安倍暴走、民主主義の死、それは手続き批判、方法論批判、それじゃ国民はもう納得しない」
「………………」
「国民が求めてものは、そんな安倍批判ではなく、ちゃんとした対立する政策を出すことだよ」
「 政策?」
「枝野さん、このままじゃ日本は終わりだよ」
「それは分かっています」
「だったら簡単じゃないか、どうすれば日本をすくえるんだ」
「何者も排除しない教育改革」
「教育費の無償化だな」
「公共事業費を削減して、福祉へ」
「コンクリートから人へ、だな」
「どれも昔聞いたことあるような」
「やっぱりこれじゃ選挙に勝てんな」
「どうします小沢さん」