早起き梟のひとりごと

仕事に追われる日々を少しだけ立ち止まって見つめてみると・・・

選挙ステーション

2017-10-21 05:19:00 | 妄想

写真は、「総理の値打ち」福田和也 文藝春秋。

眠れない夜、私は妄想する、衆議院選挙、選挙ステーションを。

カメラは耳のイアホンに手を当てる池上彰を映し出す。そこに古舘の声がかぶる。

「池上さん、池上さん、どうですかこの結果」

「正直に言って、声になりません」

「そうですね、誰がこんな結果を予想できたでしょうか。二転三転、まさか自公で過半数を取れないとは、いはやもうわたくしも声になりません」

「そうも、言ってられませんから、少し振り返ってみましょう」

「ハイ、よろしくお願いします」

「まずは、安倍総理の今なら勝てるだろう解散で始まり」

「別名、もりかけ隠し解散」

「小池都知事の国政参戦、希望の党立ち上げ」

「まさに、緑の狸、ここに参上」

「そこに、民進党の合流」

「まさしく、取らぬ狸の皮算用」

「これで、希望の党に風が吹くかと思いきや、小池都知事の排除の論理」

「出ました、踏み絵を踏まぬ者は通せん棒」

「そして、立憲民主党の結党」

「そうです、追いつめられた鼠は何だってする、窮鼠猫を噛む」

「これで野党はばらばらに、勢力分散、安倍総理も安泰」

「まさに、トンビに油揚 状態」

「直前の世論調査では自民だけで300議席を獲得とも」

「ところが、そうは問屋が下ろさない。油断大敵、雨あられ」

「気が緩んだんでしょうか」

「今度も、野次に反応」

「何度も、ごらんになってるでしょうが、今一度」

切り替わる映像。

壇上で熱弁をふるう安倍総理。そこえ、野次が飛ぶ。

〜〜安倍ソーリ、 憲法改正よろしくお願いしまーす〜〜

右手を大きく掲げ、拳を握りしめ、満面の笑みたたえ、

「やります」

さらに強く拳を握りしめ、見得を切る総理。

「偶然とはいえ、このカメラ目線、凄すぎますね」

「まさにG線上のアリア、シャイニングのジャックニコルスン、怖いですね〜」

「この映像がユーチューブなどで拡散したんです」

「まさに燎原の火、百鬼夜行、怖いですね〜」

「そして、この選挙結果」

「怖いですね〜」

 

早く寝よう。