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早起き梟のひとりごと

仕事に追われる日々を少しだけ立ち止まって見つめてみると・・・

真言宗 東福寺

2016-10-20 05:44:47 | お寺

写真は、真言宗 東福寺と刻まれた石。この日はアパホテル前橋北口7階に宿泊。窓を開けると眼下に墓場があり、その先にお寺の本堂があるのだが、それが変わっていてとても日本のお寺とは思えない意匠だったので、ホテルを出てお寺に行ってみた。それが東福寺。

寺の屋根の真ん中からまるで鬼の角のような日輪が突き出し、三層の屋根の先端がそれぞれ天に向かってニョキと伸びた様は、東南アジアのお寺のようだ。

インド神話の神鳥ガルーダを模したとされるその先端は、曇天に今すぐ羽ばたいて行きそうだ。

南無大師遍照金剛。

お寺の隣の石屋さんの軒先にいたお地蔵さん。

同じく梟。

 



江戸六地蔵 巣鴨 眞性寺

2016-09-10 06:13:24 | お寺

写真は、江戸六地蔵 3番 眞性寺。京都六地蔵に模して建立された丈六の銅造地蔵菩薩坐像は、中山道の往来を見つめるように鎮座している。なにやら地蔵様は物憂げで悲しそうだ。

御朱印。

そんな地蔵様を拝む者がひきも切らさずで線香の煙が絶えることがない。

境内には石像群がひっそりと佇んでいる。

芭蕉の句碑もある。

白露もこほれぬ萩のうねりかな  芭蕉

萩植えてひとり見習う山路かな   杉風

実は私、生まれてすぐ暮らしたのはこのお寺の裏のアパートだったの事。もちろん私の記憶には一切なく母から聞いた話。

私の記憶にあるのは、八つ目やにしむら。もちろん改装する前、もしかしたら二代前の店舗で、当時は焼き台が店の前にあり、短尺やら肝やらカブトなどを焼いていて、けむりモクモクの中親父たちがコップ酒を呑みながら、鰻を食べていた。小学校に上がる前だったか、コップ酒をあおる父の横で短尺を1本買ってもらい食べた記憶がある。

私の鰻好きはここに始まったのかもしれない。それにしても煙が目に沁みたな。

そうだ、今夜あたり鰻鐡の焼き台の前のカウンターで、父の面影を肴にコップ酒でもやりますか。

 

 


目赤不動と中井英夫

2016-06-30 05:04:46 | お寺

写真は南谷寺境内で咲いていた紫陽花。本郷動坂にある銀行の下見を終えて、その後何も予定がない、動坂下の交差点に佇み、私はあることに気がついた。この坂を登った右側に確か目赤不動の祠があったはずだ。私は坂を登り始めた。見覚えのある交番過ぎ確かこの辺にあったはずだが目赤不動は見当たらない。折良く交番のお巡りさんが出てきたので聞いてみると、もうだいぶ前にこの先の南谷寺の境内に移されたとのこと。さらに坂を登り本郷通りを左折してしばらく歩いたところに南谷寺はあった。

そして目赤不動尊。

東京には五色不動尊がある。

有名なのは、山手線の駅名にもなっている、目白と目黒、そしてここ目赤不動、この他に目青と目黄不動がある。

この御堂の中に目赤不動が祀られている。

中井英夫「虚無への供物」のなかで五色不動尊が殺人の謎をとく鍵として書かれていた。学生時代、私はこの500頁を越す大著を一晩で読んだ。アンチミステリーと銘打たれたその物語は私のこころを捉えて離さなかった。何度か読み返したりして、アリョーシャたちの会話など幾つかのシーンを覚えていたはずなのに今、目赤不動尊を前にしてほとんど何も思い出せない自分がいた。

あれ、殺人は誰が犯したんだっけ?

もう一度、読んでみよう。「虚無への供物」

ただし一晩では無理だけど。

 


法界寺

2016-05-08 05:19:30 | お寺

写真は特別公開、法界寺。

阿弥陀堂。

阿弥陀堂全景。

阿弥陀様。(パンフレットから転写)

御朱印。

薬師堂。

秘仏 薬師如来立像様。(パンフレットから転写)1965年以来の御開帳。B派は見逃せない。お厨子が正面に色々配置されている為、横からの拝観。着衣部に施された切金模様がはっきりとかくにんできた。

御朱印。

合掌低頭。

 


誓引山 善願寺

2016-05-07 08:56:23 | お寺

写真は京都和敬会、平成二十八年春期京都非公開文化財特別公開「拝観の手引き」

春と秋の2回、京都非公開文化財の特別公開が催されている。本年度春は4月29日から5月8日まで、GW期間の開催となった。公開となったのは上賀茂神社、大徳寺本坊、下鴨神社、知恩院大方丈・小方丈・方丈庭園、仁和寺金堂・経蔵、伏見稲荷大社、瑞光寺、城南宮、安楽寿院、大黒寺、後香宮神社、長建寺、善願寺、法界寺、恵福寺、石清水八幡宮の16カ所。私の興味は仏像、B派と言われています。B派として今回ぜひ拝観したかったのがこの仏像。

仏師 西村公朝(にしむらこうちょう)によって昭和三十年頃、生の立木に彫られた不動尊像。写真はパンフレットから転写。表皮が仏像を巻いてきているため、いずれはお隠れになってしまうのではと心配されている。

御朱印。

合掌低頭