第24回山形県知的しょうがい者福祉大会(平成24年7月29日・日曜日・村山市民会館)昨日終了することができた。
大会テーマは「みんなで地域生活を充実させよう」。
午前中(10時半~12時半)は、分科会(育成会分科会と本人分科会)。午後(1時半~3時)は、全体会である。
参加者は、来賓、大会スタッフもいれて540人となった。
本人分科会、100人以上の参加者もいて、質疑応答活発に行うことができた。
体験発表してくれた本人たちは就職したいと思っている人が多い。
通所の事業所で、就職できるように掃除などの仕事をしてがんばっている。
就職できると給料たくさんもらうことができる。そんな風になりたいと思っている。
就職して2か月になったばかり人の体験発表では、給料を初めてもらうことができて、一人前の大人になることができてうれしかったと言っていた。
今まで2回給料もらった。もうじき、3回目の給料が出るそうだ。それをとても楽しみにしている。
就職した人たちは、初めての仕事で戸惑っているとき、困ったとき、どのように相談したらいいか分からずすごく悩んだ。
でも、上司の方から声をかけてもらい、相談に乗ってくれたことがとてもうれしかったとのこと。
いかに自分の思いを相手に伝えるかとても大切なことが分かった。
さらに、ケアホームで生活していて、世話人や仲間とどう付き合うか、相談に乗ってくれる人にどんな相談するか悩んでいるという。
なかなか自分の思いがうまく伝わらない。
それで、困ったり悩むことが多い。
世話人の方が自分の部屋に断りなしに入られることが嫌だなと思ったりする。
食事の味つけなんか自分の好みにしてもらいたいと思ったりするが、うまく伝えることができず困ってしまう。
また、同じホーム仲間同士で行き違いがあって、言い合いになったりする。
話しやすい相談支援者がいればいいなあと思ったりする。
そんな思いを体験発表者の本人たちは、本音で語ってくれた。
それを聞いているフロアの人たちも真剣に自分たちの問題として、質疑していた。
多くの収穫ある本人分科会になった。
なお、育成会分科会もそれぞれ特徴ある活動について、地域育成会として努力している一端を聴くことができた。
ただ、親亡き後どうするか、ケアホームをどうつくっていくか、県育成会と地区育成会の関係を密にするにはどうするか等、今後の課題として残された。
(ケー)