山形県手をつなぐ育成会 日々徒然なること

育成会の事、関係ないことも勝手につぶやきます

#地震発生から83日目=「本人たちによる防災会議」③

2011年06月01日 | 災害
 平成23年(2011年)3月11日(金)14時46分に発生した東北地方太平洋沖地震(マグニチュード9.0)から83日目(6月1日、水曜日)。
 また、大震災発生から83日目の新しい朝を迎えた。

 今日は「本人たちによる防災会議」(略称 本防災)③である。

 「本防災」を始めるにあたってどんな内容を準備するかに悩んでいる。
 知的しょうがい者本人たちが自らの体験を語り、災害に遭ったときには、どうしたらいいか活発な意見交換がなされるような会議にしたいといった漠とした考えはある。
 しかし、ただ本人たちの参加者を募り、施設等からの推薦で集まってきたとしても、話し合いがうまく成立するかは不明である。

 その理由は次のように予想されるからだ。

 1 知らない者同士が互いに打ち解けるまで時間を要するだろう。
 2 なんのために集まり、なんの話しをするか十分理解できずに参加する人もいるだろう。
 3 参加者それぞれ、災害体験の質や量が異なり、自分の体験をうまく表現し、伝えることが難しい。
 4 相手の災害体験が理解できず、共有するのが難しい。
 5 単調な話し合いだけだと、飽きてくる人もいる。

 そのためにも、わかりやすい設定を心がけ、参加者がこの防災会議に出席できて良かったとなるようにしたい。
 それは、しかける側がどれだけわかりやすさを追求できるかである。
 特に、災害に関することなので、実体験をその場でするわけにいかない。
 あくまでも、疑似体験にならざるを得ない。
 その疑似体験が実際の場で有効に働くことが、本防災の目的である。
 東日本大震災の大津波が襲ってくる動画、がれきの山となった被災地の写真、福島第一原子力発電所の壊れた建屋、地震が来た瞬間を写したニュース映像などを収集する。
 それを視聴することで、多くの本人たちがあらためて自分たちにとって今やれることは何かを話し合うきっかけになるはずである。
 探すとウェブ上にいろんな映像がまとめられている。
 こうしたものをありがたく活用させてもらう。 
     
 こんなことは第三者から見ればささやかな実践である。でもささやかなことをやり続ければ、「明けない夜はない」ことを示すことができるはずだ。
 (ケー)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。