山形県手をつなぐ育成会 日々徒然なること

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学校における「合理的配慮」の観点

2013年04月08日 | 特別支援教育
 インクルーシブ教育システム(包容する教育制度)構築にかかる報告書が、
 文部科学省「初等中等教育分科会」より平成24年7月23日付けで発表された。
 その報告概要を項目ごと続けて紹介している。

 その第13回目。
 障がい種別の「合理的配慮」も共通項は例示できる。
 しかし、一人一人の障がいの実情をふまえてさらにその決定を図ることが望ましいのはもちろんである。
 学校における「合理的配慮」の観点は次のとおり。 

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【引用始め】

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/044/attach/1321668.htm

共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための
特別支援教育の推進(報告) 概要

3.障害のある子どもが十分に教育を受けられるための合理的配慮及びその基礎となる環境整備

(3)学校における「合理的配慮」の観点

•「合理的配慮」の観点について整理するとともに、
 障害種別の「合理的配慮」は、
 その代表的なものと考えられるものを例示している。
 示されているもの以外は提供する必要がないということではなく、
 一人一人の障害の状態や教育的ニーズ等に応じて決定されることが望ましい。

•現在必要とされている「合理的配慮」は何か、
 何を優先して提供するかなどについて、
 関係者間で共通理解を図る必要がある。

•複数の種類の障害を併せ有する場合には、
 各障害種別の「合理的配慮」を柔軟に組み合わせることが適当である。

【引用終わり】

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 学校において、「合理的配慮」を推進するには、以上の3点が重要である。
 ① 「合理的配慮」の例示
 ② 「合理的配慮」の優先順の共通理解を図る。
 ③ 複数障がいには、「合理的配慮」を柔軟に組み合わせる。
 以上のように、3つの観点から考えられることは、代表的な「合理的配慮」をただ型どおりに、障がいのある子どもに行って満足というわけにいかないのだ。
 一人一人の障がいのある子どもの実態や教育的ニーズにあった、「合理的配慮」がなされることが一番の肝といったいい。
 (ケー)


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