山形県手をつなぐ育成会 日々徒然なること

育成会の事、関係ないことも勝手につぶやきます

「ステージ」の取材には知的障がい者本人も参加

2013年05月30日 | 本人活動
 知的障がい本人向け新聞「ステージ」は全日本手をつなぐ育成会が発行している。
 全ページカラー刷り。
 本人向け新聞として、これだけ本格的なものは日本唯一といっていい。
 「ゆき・えにしネット」=福祉と医療、現場と政策をつなぐホームページ=
 http://www.yuki-enishi.com/index.html
 で、野沢和弘氏の「ステージ」にかかる発言が以下のとおり掲載されている。
 その発言を取り上げ、分割して順次紹介している。
 
 その第23回目である。
 「ステージ」の取材は、知的障がい者も現場に出かけてインタビューを実際に行ったりしている。
 その事情については、次のとおりである。 
  
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【引用始め】

http://www.yuki-enishi.com/media_shougai/media_shougai-01.html#01

メディアと障害

知的障害者と新聞~『ステージ』の編集から
毎日新聞科学環境部次長(現・社会部次長) 野沢 和弘さん

(4)バリアを解く

 一般ニュースはプロの記者が執筆しているが、
 芸能面などの取材には知的障害者の編集委員が同行することが多い。
 工場で働く知的障害者の虐待がテーマのテレビドラマ
 「聖者の行進」のロケ現場に取材に行き、
 主役の知的障害者を演じていたいしだ壱成らにインタビューした。
 NHKの大河ドラマ「徳川慶喜」の主役の本木雅弘、
 知的障害者が主役のドラマ「アルジャーノンに花束を」
 のユースケ・サンタマリアなどもロケ現場を訪ねてインタビューした。
 また、プロレスラーの藤波辰爾、
 国会議員になった大仁田厚などにも障害者本人が
 「体当たりインタビュー」を試みた。
 これらの記事も同行した支援者や記者が執筆しているが、
 知的障害者の編集委員も感想やメモなどを書いて記事の別項として掲載している。

【引用終わり】

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 「ステージ」の編集委員である知的障がいのある本人たちも、取材現場に出かけている。
 そこで、インタビューして、本人たちの目線による記事作成に貢献している。
 本人たちの興味・関心をいかに取り込んで編集しているかがわかる。
 今後とも本人たちの参加度合いを高め、本人主体の新聞づくりになればいい。
 ただ、支援がゼロというわけにはいかない。
 今後とも、本人たちにとってわかりやすい・読みやすい「ステージ」を編集して、多くの読者を獲得したいものだ。
 (ケー)


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