山形県手をつなぐ育成会 日々徒然なること

育成会の事、関係ないことも勝手につぶやきます

◆権利擁護研修「私の人生と子どもの人生」(フォト報告)

2013年09月07日 | 研修会
9月6日(金)鶴岡市総合保険福祉センター「にこふる」を会場に
山形県手をつなぐ育成会 地域活性化事業の第4回目として
権利擁護研修会「私の人生と子どもの人生」ということで研修会を行いました。

前半は、全日本手をつなぐ育成会事理で、明星大学人文学部教授の
吉川かおり先生の講演でした。




吉川先生の軽快な語り口は相変わらず人をグッと惹きつけます。

わが子の事を100%知っているのは私だけだという親は多い
けれど、それをいつまでも続けているとどんなことが起こるでしょう。
山形県もきっとそうだと思いますが、親が入院したり急に亡くなったりして
子どもが入所することになるというパターンが全国的にも最も多い。

そうすると誰が一番困りますか?
子どもが一番大変な思いをすることになりますよね。
自分の最大の理解者の親と住まいと安心、
それがすべて、それもいっきに失うことになるんですよ。
そうならないためにも、少しずつ離れていく練習をしていかなければならないのです。

この部分には、みんなハッとさせられます。
参加者さんが一気にメモを取っているのが後ろから見ている私にはよく分かりました。

こんな重い話題も、ジメッとした雰囲気にはならずに笑いのなかに盛り込んで
お話しをしてくださいますので、みなさんとても楽しい雰囲気て講演を聴いています。


後半のワークショップです。




私の良いところ探しと子どもの良いところ探し




自分の書いたことをみんなに話します




親になる前の夢は何だったかを思い出したり
今の夢は何なのかを考えたりします。

子どもの事だけを考えていると、自分自身の夢などは考えたこともなかったりします。




感想発表をしています。
案内をみてもなかなか参加する気持ちになれなかったが
今回誘ってくれる人がいて参加した。参加して良かった!との事でした。


最後の挨拶で局長から育成会のこれからの行事の案内と参加のお願いがありました。


今回の参加者さんはお子さんが3歳という若いお母さんから
子どもが40代になっているというベテランの親御さんまで
幅広い年齢層でした。
それにしても、鶴岡時間・・・?講演が始まってから来る人が結構いました。
地域性なのかな???

この研修会のあと、鶴岡手をつなぐ親の会に入会希望者があり、
その場で入会の申し込みをしていました。 

参加後のアンケートも皆さんから好評でしたので本当に良かったです。

吉川先生も研修後に数人のお母さん方から「名刺をいだたけませんか」と
囲まれていました。
本当に吉川先生の講演が終わると、吉川先生のファンが増えます。

県育成会事務局には、「手をつなぐ」の購読希望もありました。

そういえば「手をつなぐ」の方は、県立総合療育訓練センターの発達支援課からも
購読希望があり、大変うれしく思っております。
さらに、患者さんに育成会の紹介もしたいので育成会支部の情報も欲しいとの
嬉しいお話しで、県育成会のホームページの紹介をさせていただきました。
まだまだ育成会の役割は終わっていないという事を実感しております(F)

【追記】
障がいのあるわが子よりも1日でも長生きしたいと思っている親御さんへ
”きょうだい”の立場としての吉川先生の言葉をお伝えします。
お葬式を手配しなくちゃならないのは、私のような”きょうだい”です。
「頼むから1週間に2回も葬式をやらせないでくれ!」
「自分が死ぬまでに、子どもが安心して暮らせる場を作っておいてくれ!」
と笑いながらおっしゃっていましたが・・・マジな話、そうですよね


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