第53回手をつなぐ育成会東北ブロック大会・(併催)第55回手をつなぐ育成会秋田県大会(平成25年9月28日(土)~29日(日)・秋田市)に参加してきた。
その報告を続けている。
第58回目。
9月29日(日)第2日目の大会は、分科会(秋田ビューホテル)が行われた。
育成会大会は、第1分科会から第4分科会まで。
本人大会は、第5分科会から第7分科会まで。
次は、第4分科会[人権擁護の推進]についての話題提供者の報告である。
第4分科会、1番目の話題提供者は福島県の会員による報告。
その第6回目。
報告者は地元で社会福祉法人施設をつくったのだが、定員枠にしばられ思うような対応ができなかった。
そのため、もっと柔軟に対応できるNPO法人を設立した。
社会福祉法人は廃止するという思い切った対応をした。
ニーズに即した対応のために努力する姿は、誰もがまねできない。
以下、その詳細を引用する。
***************************************************
【引用始め】
(東北ブロック大会資料p.42より)
育成会大会 第4分科会
[人権擁護の推進]
安全・安心な暮らしを支えるための備え、どんな暮らしをつくるのか。
成年後見と市民後見の活用を考える
◎ 話題提供者 (福島県)太田 行丸氏
[障がい者が社会の一員として安定した生活を送るための支援のあり方](第6回目)
3.親の会活動の必要性・・・・・・福祉を前進させ、障がい者の住みやすい社会の構築
(3) 通所作業所利用を希望する者は待機することなく即叶えられるようになった
① 社福法人作業所利用を希望しても定員枠があり家庭待機せざるを得ない
※ 設立間もない理由で要望が聞き届けられなかった
※ 親の会では楽観的な回答を繰り返した
② 平成14年 親の会小規模作業所設立(関係団体の反対もあった)
※ 指導員を引き受ける人が確保できた。7人の利用者で開所した。
③ 平成19年3月 NPO法人設立
※ 遵法以外に存続の道はない
④ 平成23年3月 新施設獲得改修工事完了→法人廃止→社福法人に財産委譲
(2,500万円)
※ 遵法上20人の利用者を確保するのは難しくやむを得ず廃止した
※ 自分で作ったものは責任上廃止することに断腸の思いだった
※ 他に養護学校高等部の設置についても保護者陳情で要望が実現した
【引用終わり】
***************************************************
定員枠が定められていた、その定員が満たされなければ事業所運営は成り立たない。
地域によって法に定められた定員の確保が難しい。
そうなれば、今までどおり社会福祉法人施設の運営では、経費の確保が難しく継続できない。
そこで、反対を押し切ってNPOに切り替えた決断は容易なことでなかったに違いない。
地域のニーズに即して、柔軟に対応できる方が重要と判断した。
合理的な判断だったといって良い。これがなかなかできない。せっかく苦労してつくりあげ立ち上げた社会福祉法人を廃止することになった。それこそ、この難しい決断をした。
地域のニーズを大事にすれば、以前の経緯にこだわってもしょうがない。
それを実行に移した報告者に拍手だ。
(ケー)
その報告を続けている。
第58回目。
9月29日(日)第2日目の大会は、分科会(秋田ビューホテル)が行われた。
育成会大会は、第1分科会から第4分科会まで。
本人大会は、第5分科会から第7分科会まで。
次は、第4分科会[人権擁護の推進]についての話題提供者の報告である。
第4分科会、1番目の話題提供者は福島県の会員による報告。
その第6回目。
報告者は地元で社会福祉法人施設をつくったのだが、定員枠にしばられ思うような対応ができなかった。
そのため、もっと柔軟に対応できるNPO法人を設立した。
社会福祉法人は廃止するという思い切った対応をした。
ニーズに即した対応のために努力する姿は、誰もがまねできない。
以下、その詳細を引用する。
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【引用始め】
(東北ブロック大会資料p.42より)
育成会大会 第4分科会
[人権擁護の推進]
安全・安心な暮らしを支えるための備え、どんな暮らしをつくるのか。
成年後見と市民後見の活用を考える
◎ 話題提供者 (福島県)太田 行丸氏
[障がい者が社会の一員として安定した生活を送るための支援のあり方](第6回目)
3.親の会活動の必要性・・・・・・福祉を前進させ、障がい者の住みやすい社会の構築
(3) 通所作業所利用を希望する者は待機することなく即叶えられるようになった
① 社福法人作業所利用を希望しても定員枠があり家庭待機せざるを得ない
※ 設立間もない理由で要望が聞き届けられなかった
※ 親の会では楽観的な回答を繰り返した
② 平成14年 親の会小規模作業所設立(関係団体の反対もあった)
※ 指導員を引き受ける人が確保できた。7人の利用者で開所した。
③ 平成19年3月 NPO法人設立
※ 遵法以外に存続の道はない
④ 平成23年3月 新施設獲得改修工事完了→法人廃止→社福法人に財産委譲
(2,500万円)
※ 遵法上20人の利用者を確保するのは難しくやむを得ず廃止した
※ 自分で作ったものは責任上廃止することに断腸の思いだった
※ 他に養護学校高等部の設置についても保護者陳情で要望が実現した
【引用終わり】
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定員枠が定められていた、その定員が満たされなければ事業所運営は成り立たない。
地域によって法に定められた定員の確保が難しい。
そうなれば、今までどおり社会福祉法人施設の運営では、経費の確保が難しく継続できない。
そこで、反対を押し切ってNPOに切り替えた決断は容易なことでなかったに違いない。
地域のニーズに即して、柔軟に対応できる方が重要と判断した。
合理的な判断だったといって良い。これがなかなかできない。せっかく苦労してつくりあげ立ち上げた社会福祉法人を廃止することになった。それこそ、この難しい決断をした。
地域のニーズを大事にすれば、以前の経緯にこだわってもしょうがない。
それを実行に移した報告者に拍手だ。
(ケー)