山形県手をつなぐ育成会 日々徒然なること

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特別支援学校のセンター的機能の発揮

2013年04月28日 | 特別支援教育
 インクルーシブ教育システム(包容する教育制度)構築にかかる報告書「概要」の紹介に引き続いて「別表」を取り上げている。

 障がいの特性に応じてどのような配慮を必要とするか。
 今までの紹介から通算すると第33回目となる。

 別表6では、障がいの特性に応じた「専門性のある指導体制の整備」について次のよう述べられている。
 特に、言語障害、自閉症・情緒障害、学習障害、注意欠陥多動性障害への配慮がいかにあるべきかである。
 
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【引用始め】

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/044/attach/1321668.htm

共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための
特別支援教育の推進(報告)別表

別表6

○2-1 専門性のある指導体制の整備

 校長がリーダーシップを発揮し、
 学校全体として専門性のある指導体制を確保することに努める。
 そのため、個別の教育支援計画や個別の指導計画を作成するなどにより、
 学校内外の関係者の共通理解を図るとともに、役割分担を行う。
 また、学習の場面等を考慮した校内の役割分担を行う。
 必要に応じ、適切な人的配置(支援員等)を行うほか、
 学校内外の教育資源(通級による指導や特別支援学級、
 特別支援学校のセンター的機能、専門家チーム等による助言等)
 の活用や医療、福祉、労働等関係機関との連携を行う。

言語障害

 特別支援学校(聴覚障害)のセンター的機能及び言語障害特別支援学級、
 通級による指導等の専門性を積極的に活用する。
 また、言語障害の専門家(ST等)との連携による指導の充実を図る。

自閉症・情緒障害

 自閉症や情緒障害を十分に理解した専門家からの支援や、
 特別支援学校のセンター的機能及び自閉症・情緒障害特別支援学級、
 医療機関等の専門性を積極的に活用し、
 自閉症等の特性について理解を深められるようにする。

学習障害

 特別支援学校や発達障害者支援センター、
 教育相談担当部署等の外部専門家からの助言等を生かし、指導の充実を図る。
 また、通級による指導等学校内の資源の有効活用を図る。

注意欠陥多動性障害

 特別支援学校や発達障害者支援センター、
 教育相談担当部署等の外部専門家からの助言等を生かし、指導の充実を図る。
 また、通級による指導等学校内の資源の有効活用を図る。

【引用終わり】

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 以上のように、特別支援学校のセンター的機能は期待されているか。
 適切な指導助言がなされることが求められている。
 支援の求めに応じ、スピーディーに、フットワーク良く対応できるように体制を整備されている必要がある。
 (ケー)


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