山形県手をつなぐ育成会 日々徒然なること

育成会の事、関係ないことも勝手につぶやきます

◆パソコンが新しくなりました!

2013年05月20日 | 日記
県育成会事務局の3台のパソコンが新しくなりました
これまでのOSはWindowsXPでした。
このWindowsXPのサポートが終了してしまうということでしたので
ようやくですが事務局もWindows7に変えることになりました。




替えるついでに、ディスプレイをワイドにしていただきました


これからは、並べて編集がしやすくなります

ただ、まだ慣れてないので、あれっあれっ
という声がしょっちゅうでますが・・・

さっそく新しくなったパソコンでブログを更新してみました(F)

新聞は義務教育終了水準で理解できるようになっている

2013年05月20日 | 本人活動
 知的障がい者本人向け新聞「ステージ」は全日本手をつなぐ育成会が発行している。
 全ページカラー刷り。
 本人向け新聞として、これだけ本格的なものは日本唯一といっていい。
 「ゆき・えにしネット」=福祉と医療、現場と政策をつなぐホームページ=
 http://www.yuki-enishi.com/index.html
 で、野沢和弘氏の「ステージ」にかかる発言が以下のとおり掲載されている。
 その発言を取り上げ、分割して順次紹介している。
 
 その第13回目である。
 新聞が建前としているのは、義務教育終了水準で理解できるようにしていることである。
 しかし、そのとおりにすることの困難さを、次のとおり指摘している。


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【引用始め】

http://www.yuki-enishi.com/media_shougai/media_shougai-01.html#01

メディアと障害

知的障害者と新聞~『ステージ』の編集から
毎日新聞科学環境部次長(現・社会部次長) 野沢 和弘さん

(2)障害者とジャーナリズムの距離

 新聞は義務教育を終了した人なら
 誰もが理解できるような文章で書くことが原則であり、
 そのために(一部の例外はあるが)常用漢字しか使われないことになっている。
 また、一つの文章はできるだけ短く
 単純にすることが心掛けられている。
 重複は極力避けるのが新聞の文体の一つの特徴でもある。
 簡潔な文章で必要な客観情報を伝えるためである。
 しかし、重複を避けることは、
 分かりやすい文章になることと必ずしもイコールではない。
 たとえば、冒頭の給与所得控除の記事は、重複を増やせばもっと読みやすくなる。
 「財務省は6日、給与所得控除を20%に引き下げる方針を固めた。
 給与所得控除とは、サラリーマンなどの給与所得の中で
 必要経費とみなしてある一定の額を非課税にしていること。
 この『一定の額』は、現在は所得の平均30%弱とされているが、
 財務省はこれを20%に引き下げようという」。
 このように文章を短く区切り、
 それぞれの文章に重複した「のりしろ」の部分を設けると、
 ずっと分かりやすくなる。

【引用終わり】

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 新聞は中学生が読んでもわかるようにしている。
 それがうたい文句である。
 しかし、すべてがそういうわけでない。
 世の中はますます複雑になってきている。
 新しい知識も急速に増えてきている。
 経済、科学技術、法律、そして福祉情報等、聞いたこともない用語が飛びかう。
 それを理解できるようにするのは、相当の苦労だろう。
 その情報伝達はスピードも求められる。
 そのはざまで記者たちは苦労している。
 「ステージ」は世の中のごく一部をわかりやすく切り取っている。
 それはそれでいい。
 今までにない情報提供を知的障がい者にもたらしてくれるからだ。
 まず、「ステージ」の読者を増やすことである。
 (ケー)