<st1:MSNCTYST w:st="on" AddressList="32:島根県松江市;" Address="松江市">松江市</st1:MSNCTYST>は市役所のすぐ近くに、社会福祉協議会の会館があります。其の中に昔から老人用の温泉があります。 今年の4月までは、老人専用でしたが、この四月から、年齢制限がなくなりました。 この温泉に老人だけの「温泉友の会」という会があります。 温泉の好きな老人の集まりです。 大体つき一回の割合で飲み会をしています。 いろいろな職業の人がいて、まさに社会の縮図のような感じです。 私は教員の世界しか知りませんでしたが、職業のプロにいろいろなことを教わりました。 会う人すべて先生であることが分かりました。 長年その道一筋で生きてきた人々です。 中には名人といわれる人もいます。 この人々の話は本当に参考になります。<o:p></o:p>
老人の一つの生きがいがそこにはあります。趣味に徹底している人もいます。私など魚釣りは下手ですが、丁寧に教えてもらい、初めて50センチのスズキを釣りあげました。 今日は其の会の飲み会がありました。愉快に話して分かれたところです。<o:p></o:p>
修験道で「有」の時期がこの老人の「温泉友の会」などの時期です。 このころになりますと 老人の現実の姿が現れます。 良いほうの例は いつもにここして、人の話を良く効く老人。自分の物を惜しげもなく与える老人。自分を主張しないで静かに話す人。時間をきちんと守る老人など。 悪い例は こちらが多いのですが、 絶対自分の意見を通す老人。時間を守らない老人。物事が即断できない老人。 けちすぎる老人。 いつも怒りっぽい老人。 人の話を聞かないで自分のことのみしゃべる老人。などあげればきりがありません。<o:p></o:p>
修験道ではこのような悪い例の老人の生活をするのが、本来の姿で、良くないといいます。 このことを「有」と表しています。 人生を貪欲にむさぼる姿です。 「有」そのものの行き方をすると、地獄が待っているといいます。<o:p></o:p>
修験道十二因縁の内現在私たちが生活している「この世」は長くても100年です。この100年を十二分の三としかとらえていません。 ⑧「愛」 ⑨「取」<o:p></o:p>
⑩「有」です。 この十二分の三の世界をいかに生きるかが、永遠の生命の元になります。 未来の生命(未来世)の生き方が決まるのは、この三つにあるといいます。 現在の三因がすべて、未来の生命の生活にかかっているのです。<o:p></o:p>
もともと私たちは、悪い考えに染まりやすくできているので、それを守護霊の導きのもとで(良心の声)、「他利」の精神で生活をしなさいと教えています。<o:p></o:p>
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