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**アカシアの木蔭で**

流れていく時間と逆らわずに流れていく自分を、ゆっくりペースで書いて行こうと思います

子供の高熱と仕事

2005年03月06日 | 生活
金曜の夕方から 海が吐き始めました。 
初めはいつもの冬の風邪とたかをくくっていたのですが、
夜中じゅう吐きまくり38度前後の熱も出てきました。
(まずい、明日はパパも私も仕事がある。休めないゾ・・)
中学生の花に看病を頼もうとも考えたのですが
どうもいつもと様子が違って 海がしんどそうです。
仕方ない、同伴出勤だ!
少し早めに職場に行き、先生に診察してもらい、
そのまま病棟の空きベッドに寝かせて点滴をしました。
土曜は看護婦の数がぎりぎりで、休むわけにはいかなかったの。
インフルエンザの反応は出ませんでしたが、
午後にかけて39度6分に上がり、吐き続ける海。
ハラハラしながら仕事の合間に顔をのぞき、
午後4時、
「インフルエンザの可能性もあるから、使える解熱座薬は限られている。
 うちにはないから、小児科に行きなさい」
と、院長が早めに仕事を切り上げてくれたので、
一番近くの小児科に飛び込みました。
・・脱水が思っていたより進んで おしっこも取れず
靴を履くのも自分では出来ないくらい へたれていた海。
すぐに点滴をもう一本追加し、アンヒバ座薬とナウゼリン座薬を入れました。
それで少し楽になったのか、やっとスースー寝息を立て始めました。

点滴が終わったのが7時。
ベッドから降りて、そのまま崩れるようにしゃがみこんで立てない海を
車椅子でタクシー乗り場まで運んでもらい、帰宅しました。
「熱が続き嘔吐が止まらなければ 救急診療を受けてくださいね。
 ほんとなら明日も見てあげたいけど 休診日でごめんね。」
心配そうな先生に見送られて、海にすまない気持ちでいっぱいでした。

共働きって 大変。
職場が病院だから まだ恵まれているけれど、
子供が病気のとき、みんなはどうやって乗り越えているのかな?
気持ちが へこんだ週末でした。


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ゴンザレス

2005年03月06日 | 病棟
「ゴンザレス!!」
カーテンの向こうで、海(下の娘)が小児科の先生に向かって叫んでいます。
ああ、痛い思いしてるんだ、可愛そうに・・・。
先生には ゴンザレスの意味が分かるはずもありません。
「あははは、ゴンザレスって怪獣の名前かなぁ?」
「違う!!アメリカのすごく注射の下手くそな先生の名前(怒)!!
「・・・・あはは、海ちゃん、アメリカに行った事あるんだね・・・」

・・・あ~あ、言っちゃったよ・・・

そうです。採血や注射の下手な看護婦や医者を、
我が家ではゴンザレスと呼んでいるのです。

 アメリカでは BCG接種をしません。ツベルクリン陰性が当然なのですが、いろいろな人種の流入に伴って結核の小さな流行が見られる様になりました。耐性がないので大流行したら大変!と、学校に入学する時には必ずツベルクリンを受けなければなりませんでした。娘達(花と海)は日本で生まれたので、当然赤ん坊の頃にBCGを受けています。結果、二人とも陽転。「結核の疑いあり」とのことで、胸部レントゲン撮影・予防的に飲む結核の薬の与薬・薬に肝臓が耐えられるか調べるための採血が必要になりました。その時採血をしたのが、ゴンザレスだったのです。
 最初は緊張を解こうとしたのか、ゴムの手袋を風船のように膨らまして顔を書きパペット遊びをしてくれたので、結構いいヤツかも・・と思ったのですが、何しろ下手くそ。左右5、6回づつ刺して血管をさぐった挙句、チャイニーズのお姉さん先生に交代。この先生は一発で決めてくれたのでホッとしましたが、子供たちの腕は内出血で青あざになりました。散々泣き騒いだ娘たちは、以後採血の下手な医者や調子がいいけど信用できない人を ゴンザレスと呼ぶようになったんです。
 当のゴンザレス、自分の名前を遠く離れた日本でこんな不本意な使い方をされているなんて思ってもいないでしょうね。

 あなたも 運悪くゴンザレスの被害にあったことはありませんか?


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