**アカシアの木蔭で**

流れていく時間と逆らわずに流れていく自分を、ゆっくりペースで書いて行こうと思います

何もしてやらないうちに・・・

2005年07月20日 | 生活
ツバメの雛は 静かに息を引き取りました。
心配で朝早く起きた私が覆いをどけると
翼を広げ、皿巣から外へ這い出るようにして
そのまま足をくるりと丸め 冷たくなりました。
一人ぼっちで死んでゆくのが 寂しかったのかもしれません。

ほんの一晩でしたが なんとか助けてやりたいと思っていた花と海は
言葉も出ません。
「車におびえ 猫におびえて 逃げ惑って死んだんじゃない。
 ゆっくり静かに休んで天国へ行けたんだから
 幸せだったと思うよ」
と パパさんが慰めてくれました。

つかの間でも 自分の手の中にゆだねられた命です。
みんなを送り出して庭に埋める時には
ちょっと泣けてしまいました。

ツバメの雛

2005年07月19日 | 生活
仕事帰りに、娘と同じバスに乗り合わせました。
海と同じ産院で病室も同じ、小学校も同じクラスのしゅうくんのママも、です。
今日は特別な日なのかしらね~なんて 話しました。

バスを降りて 目の端を黒いものがバスの風に吹き飛ばされました。
ごみ?・・・いいえ、ツバメの雛です。
まだ産毛が残っている雛が よたよたと車道を歩いていたのです。
「・・どうしよう?」花が訊ねました。
巣が傍にあるのなら戻そうと思いましたが、見つかりません。
心当たりの巣は もう空っぽでした。

・・・気付かなかったことにする勇気と 保護する勇気・・・
結局、動物病院に連れて行きました。
まだ一人でエサを採るほど成長していない。
たぶん他の兄弟に追い落とされたか 間違って落ちたか・・・。
育ててやら無い限り このまま衰弱して死んでしまう。
もしかしたら保護しても 上手くいかないかもしれない。
そう診断されて 娘が連れ帰りました。

しょうがない。努力してみよう。

小さなかごにティッシュを敷いてホッカイロを置きます。
エサはミルワームにビタミン剤を用意して
カルシウム餌も買いました。
まだショックが続いているのか、餌をねだりません。
目の前でピンセットを振って やっと5匹食べました。
明日の朝まで とりあえずがんばれ!
 

バラ 「Red Blush」

2005年07月15日 | 日本の薔薇園より
Sievers社 1988年

ヘリテージローズガーデンに通っていた頃は
初めて手にしたデジカメに
大好きなバラをただ写し取るだけで興奮していました。
赤いバラを 見たままに写すことや
強い直射日光の下で撮影する難しさ・・・
今になって 悔しい思いをしています。

本物は どれもみんな もっと素敵なんだよ!!