99歳の菊さんの記憶は 数分間だけ有効です。
でも 菊さんはとても可愛くて
象さんの様な優しい目をしていて、
気持ちが通じるので 病棟のアイドル。
菊さんに 誰が名前を覚えてもらえるか
今日はベッドサイドに4人が集まりました。
「菊さん、私はI子、分かった?」
「・・・はあ~い、I~子さん」
「菊さん、私はのり子、のりちゃんです。
いつも来るよね?知ってるよね?」
「…一回ぐらい、会ったようなあ…」
「…昨日も今日も 毎日のように面倒見てるでしょうよ…(がっくり)」
「ねえ、私は誰?」
「・・・・・・・」
「I…だよっ!!思い出してっ!」と、助手さんの応援が入ります。
「…I…子?」
「そうそう♪菊さん、大~好き♪」
「じゃあ、私は?」
のりちゃんが尋ねました。
菊さん、固まっています。…5分経過…
「菊さん、の… だよっ! の… なんだっけ?」あやちゃんの応援。
「の…、変な名前だねえ。『の』 だけなんて」
のりちゃん、「…いいもん、どうせ私は 『の』 だよ。」
すっかりいじけてしまいました。
みんなは大爆笑。
でも 菊さんはとても可愛くて
象さんの様な優しい目をしていて、
気持ちが通じるので 病棟のアイドル。
菊さんに 誰が名前を覚えてもらえるか
今日はベッドサイドに4人が集まりました。
「菊さん、私はI子、分かった?」
「・・・はあ~い、I~子さん」
「菊さん、私はのり子、のりちゃんです。
いつも来るよね?知ってるよね?」
「…一回ぐらい、会ったようなあ…」
「…昨日も今日も 毎日のように面倒見てるでしょうよ…(がっくり)」
「ねえ、私は誰?」
「・・・・・・・」
「I…だよっ!!思い出してっ!」と、助手さんの応援が入ります。
「…I…子?」
「そうそう♪菊さん、大~好き♪」
「じゃあ、私は?」
のりちゃんが尋ねました。
菊さん、固まっています。…5分経過…
「菊さん、の… だよっ! の… なんだっけ?」あやちゃんの応援。
「の…、変な名前だねえ。『の』 だけなんて」
のりちゃん、「…いいもん、どうせ私は 『の』 だよ。」
すっかりいじけてしまいました。
みんなは大爆笑。