赤い椅子

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従姉妹会

2009-11-25 21:16:00 | ノンジャンル
20年ほど前に、ふとしたきっかけで従姉妹たちで集まって食事をした。
それから毎年1回、みんな揃って食事をし、お喋りをする会が
13年くらい続いたが、ここしばらく途絶えていた。
今年、もう一度再開しようということになり、今日7人が集まった。
途絶えている間、2年前に1人が65歳で亡くなり寂しくなったが、
ちょうど私の歳をはさんで20歳あまり年の違う7人である。
父方の従姉妹たちで、厳密に言うとふた従姉妹も混ざっているが、
祖父の分家で、すぐ近所で一緒に遊んで育った従姉妹みたいな間柄だ。

11時、岸和田の五風荘集合ということで、懐かしい蛸地蔵の駅で降り、
見違えるようにきれいになった道をゆっくり歩く。
亡き父や母が入院中はよく乗り降りした蛸地蔵駅。
その駅を越えて三年間、毎日通学に通った道…何年振りだろう~懐かしいな~
そんな思いをいっぱい抱えて到着すると、もうみんな集まっている。

岸和田城の見える五風荘は小さなときから「寺田の別荘」と呼んで
親しく眺めていた屋敷だが、今年秋から「がんこフード」が賃料などを
免除される代わりに建物と庭を維持管理し売上高の1%を市に納める契約を
して営業を始めたということだ。岸和田市は文化財保護基金に充て
市内のほかの文化財の保護に活用するという事らしい。



5万3千石の岡部家が歴代城主を務めていた旧岸和田城内の薬草園の
跡地などに地元の財閥寺田家が造った別荘で昭和4年から10ヵ年の歳月を
要し造営された広壮な回遊式日本庭園であり、
正門は奈良東大寺塔頭中性院表門を移築したもので岸和田にゆかりの深い
楠氏の「楠」の字をもじって「南木門」と称されているという門に
「がんこ」の看板が…


3000坪の敷地には日本建築の粋をこらした主屋と
庭園を見渡せる三つの茶室がある。


















ほとんどの部屋が庭を見渡せる個室になっており、蔵を改造したのか
10センチもあるような扉に漆を塗った入口の部屋もある。


城と手前に母校を入れて1枚。
母校もきれいに建て替えられて見違えるようになっていた。
旧制中学校で、戦時中は空爆されないように校舎の外壁に黒い点を塗り
森か林に見せかけていたという、いわくつきの建物だったが…
たぶん当時は城も天守閣がなく緑が多く、周りには五風荘のような森があり、
隣には神社の森があるので同化させようという工夫だったのかも…(^_-)-☆















とにかく楽しくて喧しくて、美味しくて…久しぶりに会えたみんなと
また来年も元気で会おうねと約束をして別れる。




コメント (3)
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