赤い椅子

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熊野古道 伊勢路Ⅳ 1日目

2008-06-14 21:26:05 | ノンジャンル
6月11日、天気予報は午前中雨、
しょうがないよね~梅雨真っ最中だもん…
バスに乗っている間に止んでくれれば嬉しいけれど…なんて勝手なことを
言いながら、名阪道、伊勢道とバスは走る。
空は明るくなっているみたい!
今回も道の駅マンボウで少し早い昼食、語り部さんがここから乗ってくる。

12時過ぎ、先回の終点、加田に到着。長島港を見ながら出発する。



うす曇で快適に2時間ばかり、知らない間に小さな峠、島地峠を越えたようだ。

新しい道標がある。















志子という集落を歩くが、民家の庭に懐かしいグミの実を見つける。



名前は?だがこんな花も…彼岸花科の花のようだが…















2時過ぎいよいよ今日の峠、ツヅラト峠(357m)の上り口、
ツヅラト花広場到着。
登り道の川沿いにはアジサイの花が色鮮やかに咲いている。
「メダカの分校」と書かれた池にはスイレンが色とりどりに咲いている。



さて、ツヅラトとは九十九(つづら)折れの事で、峠道は東隣の荷坂峠道と共に、
伊勢と紀伊の国境越えの道である。
峠道は、伊勢から熊野を目指す旅人が、この峠に立って初めて、
紺碧の熊野の海を目にした聖地・熊野への玄関口であったという。

登り始めてしばらくいくと「山の神」がある。
なんだか自分たちの神様みたい…などと笑いながら写す。



江戸初期に紀州徳川藩主・頼宣公が入国して以降は、
東寄りの荷坂峠が街道のメインルートとなって、現在の国道42号線に
受け継がれているが、古いほうのツヅラト峠道は昭和の初期まで地元の人達に
生活道として使われていたそうだ。
江戸以前の石道も残っているし、この名の通りジグザグと蛇行しながら登る。

















峠から見た熊野灘。















峠道保護のための野面乱層積み石垣(志子川の上流付近)に歴史を感じる。



2時間ばかりで峠を下り、ふもとの小公園に4時過ぎ到着。
待機していたバスを見てほっとするが、明日の距離を調整するためか、
ここから1時間ばかり、梅ケ谷近くの八柱公園まで歩く。そこでストレッチ体操。
公園近くの民家の子供が珍しそうに見ていて、そのうち一緒に体操を始める。
約13キロ、5時間の道のりで疲れたけれど子供たちに癒される。

5時過ぎ、バスでホテルに向かおうとすると雨がポツリ…
語り部さんを道の駅まで送り、ホテル、「季の座」着が6時頃。
今回は少しのんびり風呂に入れそうだ。
今夜のうちにたっぷり雨が降って朝には止んでくれたら最高なんだけれど…



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