事始め

事始めとは、新年を迎える事をはじめるという行事であるらしい。
京都・祇園では、12月13日になると芸妓や舞妓が京舞の師匠宅へ次々と
訪れて、今年一年のお礼と来年のあいさつを行うという。
今日もテレビで早々と飾り付けられた鏡餅を前にして
「おめでとうさんどす」のあいさつが交わされ、芸妓や舞妓は師匠から
新しい舞扇をいただいて帰る華やかなニュースを見た。
事始めは、江戸幕府が12月13日から正月の準備を始めたことに
由来するといわれ、今でも芸事を行う人々の世界では
新年を迎える行事として欠かせないものらしい。

近頃は年々お歳暮なども早くからされるようになったが、
むかしは母なども暮れの挨拶に行くのは事始めを基準にしていたようだ。

冷たい雨に降られた今日、事始めを意識したわけでもないが、
冷蔵庫の掃除をした。毎年暮れは冷蔵庫の掃除から始める。
暮れに向けて物がいっぱいになる前にというわけだ。

中の棚や引き出しをみんな外して流しで洗うが、野菜室の引き出しなどは
大きくて洗いにくくて難儀をする。
流しの小さな家では風呂場で洗うらしいが…

中のものをみんな出してみると、あるわあるわ～物だらけ！
賞味期限を大幅に過ぎたもの、何のたれだか分からない液体など等…
普段から気をつけているつもりでも、このエエ加減さ！

すっきり片付いたけれど、明日から物が増えていきまたもや雑然とするだろう。