赤い椅子

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奈良町散策

2005-09-26 18:31:14 | ノンジャンル
薬師寺のムラサキシキブを見て、食事に奈良町へ行く。

奈良町はうなぎの寝床のように細長く、中庭などを作り奥まで日が当たるような作りの町屋が並んでいます。
足を踏み入れるとどこか懐かしい、やさしい雰囲気の町です。
ここの1軒のお店で昼ごはん、お漬物ご膳です。
大きな鉢にいっぱい漬物があり、ギンダラの焼き物、煮物とごくシンプルな献立ですが、漬物がおいしくてご飯を少しお変わりをしました。



食事の後、奈良町の散策です。
庚申さんのお守り、身代わりサルがどの家にもぶら下がっています。





・・・「身代り猿」のルーツは敦煌にあり、シルクロードを通って奈良にきたのではないかと注目されています。

 1987年に奈良県立美術館でイギリスの「大英博物館所蔵日本・中国美術名品展」が開かれた時のことです。展示品 の一つに、敦煌石窟の祭壇等にかける祭具として使われた唐代の垂れ幕(縦51m、横l83cm)に、「庚申さんの身代り猿」と同じものがついていたのです。手足をくくり、お腹に帯をしているところまで「身代り猿」とそっくりで、新聞やテレビで放映されました。
  中国では猿は悪魔退散のお守りと考えられて、三蔵法師も旅の道中のお守りに猿のぬ いぐるみを馬の鞍につけていったといわれています。それが後世には、法師をお守りする孫悟空の物語になったと伝えられています。・・・(ヤフーから)

シルクロードの終点が奈良だった…という証拠になる話です。

奈良町の面白いもの・・・90年前の扇風機、まだ現役で涼しい風がきます。



面白い古本屋さんがありました。畳の上で寛いでください・・・とあった。



昔の蚊帳のお店がありました。懐かしい光景です。
蚊帳の需要が減り、布巾や暖簾を作って売っています。
大仏のお身ぬぐいの布巾は、これを使うそうです。
本麻の蚊帳用の生地で草木染の暖簾です。きれいな色で素敵でした。



こんな奈良町、一日いても退屈しないような面白い町でした。
コメント (2)
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花の寺めぐりⅡ

2005-09-26 11:53:22 | ノンジャンル
昨夜は書き込むのに時間がかかり、しびれを切らして途中で止めました。
秋佳さん、蝉マルさん、王小姐さん、早速読んでくださってありがとう!

日本人の好きな花は桜…かと思いますが、万葉集には桜より萩を歌った歌が100首以上あって、ダントツに多いそうです。
もの寂しい感じがする、こぼれるように咲くなど、日本人の好みに合うのでしょうか。
桜の歌が多くなるのは、西行以降らしいです。

東光院で萩を見て、第2阪名道路を行き薬師寺へ。
ここで知ったのは、奈良の寺の大門はすべて南向きだということ。ふ~ん!
門を入ると正面に金堂が、大修復されたきれいな姿を見せる。
右に東塔、左に西塔の三重の塔がそびえる。
これは写真では六重に見えるが間の小さな屋根は裳階(もこし)といい特異な形だが三重の塔だそうだ。
西塔は兵火で焼け、昭和56年に453年ぶりに創建当時の白鳳様式で復興され
たという。
あおによし…ならの都の枕詞は窓の部分の青、柱の部分の丹色(赤)がよい
という意味らしいが、その白鳳の様式の西塔は華麗だ。
反対に東塔は長年の風雪に耐えた渋い形で立つ。





薬師寺は高田好胤管主が、絶妙な話術の持ち主であった名残か、若い執事の話も退屈させずに上手でした。
この寺の花はムラサキシキブ、花というより実だが・・・。



全体で見ると・・・



同じムラサキシキブが我が家にもあるが、実のつき具合、実の色など、すべて問題外だ。
コメント (2)
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