レイズの松井秀喜外野手(38)が28日(日本時間29日)、本拠地セントピーターズバーグで行われたタイガース戦の9回1死から代打出場したが中飛に終わった。反撃のきっかけをつくれず2-5で4連敗。松井は2試合連続先発落ちで、出場機会激減は避けられない情勢となってきた。
この日も終始劣勢だった試合終盤にようやく出番が回ってきた。甘い速球を気持ちよく振り抜いたが、打球に伸びはなかった。2試合連続代打出場で凡退した。
松井の出場機会はしばらくは代打が中心になる。同日から腰痛で戦列を離れていた正指名打者のルーク・スコットが復帰したためだ。松井は5月29日のメジャー昇格後、23試合81打席と十分なチャンスをもらったが、ここまで放った安打はわずかに12、打率・160と低迷が続いている。
この夏はメジャー残留をかけた生き残り合戦を戦い抜かなければならなくなった。今回、スコットの復帰でマイナーに降格したのは若手のアーチャー投手だったが、主力野手のロンゴリア、ジョイスが7月初旬には復帰する見込み。野手2人が必ずベンチから外されることになるからだ。
マドン監督はこの日の試合前練習で、松井に「センターから左へ打っていこう」と初めて打撃指導を行った。最後のアドバイスと肝に銘ずる必要があるだろう。
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