ちはるびより

タナトフォリック骨異形成症の娘チハルと3歳上の元気なお姉ちゃんカズハを育てる母の日記です。

立場が逆でも

2008-07-23 22:31:27 | Weblog
今日、カズハが朝、学校のプールに行くとき、今日はいつも一緒に行ってるお友達が用事で行けないので、別のお友達と行くために、待ち合わせ場所まで送っていきました。
そのお母さんと、カズハ達を見送った後に立ち話をしていると、チハルの話になり、そのお母さんが2回も死産を経験していることを知りました。
1回目は、突然破水して、全部出てしまったこと、2回目は、用心していて、入院もして、一生懸命注射で陣痛を抑えたり、出てきそうになるのを戻したりしたけど、最終的に死産を決断したことを話してくれました。
そのママが、「あのとき、何で死産なんか選択したんやろ。なんでもっと頑張られへんかったんやろ。って、今でもすごく後悔する」と。私は「私は、チハルを産むときに、死産を選択してたら、きっと後悔してたと思う。でも、産んだら産んだで、私はとても今幸せで、チハルは本当に可愛いけど、チハルはこれで幸せなんやろうか、病院のベッドで、呼吸器やモニターつけて、ずっと寝ていることが、生まれてきて良かったって思ってもらえることなんやろうか・・ってずっと悩んでる。きっと、それは、この先ずっと自分が死ぬまで悩み続けるんやと思う」と言ってしまいました。そしたら、そのママは泣き出してしまって、「ごめんね。このまま話してたら号泣しそうやから、帰るわ」って帰って行ってしまいました。

私も、過去のことなんて考えてもしょうがないことだし、チハルは今、一生懸命生きてるんだから、常に前だけ見て、ポジティブに進んでいこうと心がけてはいるんだけど、今日は久々に過去のことなんかを思い出したり、弱い自分が出てきたりして、涙してしまいました。

さてさて、久しぶりに涙を流してスッキリしたし(ほんのちょっとだけど)、気持ちをリセットして、明日からまた、笑顔の母で頑張ります。

今日はカズハ、お昼からおじいちゃんと「崖の上のポニョ」を見に行ってました。帰って来て、一緒にお風呂に入ってたときに内容を聞いたんだけど、「お母さんは見てないけど、絶対そんな話じゃないと思う!」というような話をしてくれました。言わなかったけどね。