さて、ガラスボールの r 部分ですが
こういうのを写し取ると言うので思い浮かぶのは
やはり「ログビルダー」の仕事ではないかと思います。
多少なりとも木工に興味のある方なら
こんなのとか
こんな道具の噂は聞いた事が有るかも知れませんが
「スクライバー」と言うそうです。
見ての通り、コンパス状の物に水平器が取付けて有り
「スクライバー」自体の傾きが解るようになっていますが
使用法のイメージとしては逆で、
「スクライバー」が傾かないように使うために水平器が付いています。
ログビルダーはこんな道具を使って、木材の重なった部分(ノッチ)の
墨付けをしたりするそうですが、
流石に今回の「水盤」程度のものではコスパが割に合わないでしょうから
購入はお勧めしません、なんせ、これ一ヶ¥8000~¥10000程しますから
どうしてもログビルダー気分を味わいたい方は別として、購入は・・・
で、現実的にどうするかと言うと、単純に鉛筆です。
まずガラスボールを伏せて作業台の上に置いて、
その向う側へ2,3mmの薄ベニヤ板を立てて端材を使って
倒れないように作業台に仮止めしたら、後は鉛筆で
ボールをなぞれば??
勿論、鉛筆の芯でボールの外側をなぞっても
ベニヤ板に型は取れませんよ?(そんな間抜け居らんやろ!?)
鉛筆の側面をボールに当てて、鉛筆の水平垂直に注意しつつ
ベニヤ板に鉛筆の芯を当てて、ボールの形を鉛筆の側面でなぞる
これでボールの外形より鉛筆の太さの半分分?
大きい型が取れた事になるので、
それを考えて、付いた墨より5,6mm小さめにベニヤ板を切り取り
次は直にボールへベニヤ板を当てて、微調整をしてやります。
で、満足の行く程度にベニヤ板とボールがぴったりと合えば
その曲線を図面のR120の部分に置き換えて脚の部材を作る訳です。
勿論、最初からこのベニヤ板を治具にするつもりで作って行くのも
有りだと思います。(むしろその方が良いかも)
型を取ってから、他の部分を図面に沿ってこのベニヤ板に書き込んで
切り抜けば治具になるので、後の墨付けが楽にできます。
てな具合で、今日はここまでです。
又明日