私的想像・現政権の目指すもの
これは、さまざまな書評だとか、メディア情報等から得られた知見から、あくまで私的想像として記すものだ。
前首相（以降Ａ前首相と記す）が、この日本では希な凶行により謀殺され、今やその国葬を内閣が決定したところだ。この国葬については、現内閣内で賛意を得たからこその決定なのだが、現政権与党たる自民内に異論者がいないと云うことを、正に日本は変わったなと思うしかない。
これが30年前の内閣内もしくは政権与党自民内であったなら異論も出て、ここまで拙速に国葬の決定には至らなかったであろうと思うところだ。つまり、30年前の自民党とは例え同じ党内でも、その思想や目指すところは左右に広がりを持った党だったと思えるのだ。
では、なぜに現在の自民がここまでオリエンテーション（方向付け）され意志が収束された状態になったのか、私は今一つ判らないところだ。だだ、最長内閣を生み出したＡ首相にそこまでのカリスマがあったとは、従前のＡ氏のその場凌ぎの言動とか、「こんな方達」とか国会でのヤジなど軽率な言動が繰り返されたことや、二度の首相辞任が体調不良を理由になされて来たことから思えない。この体調不良のことについて、ある記事ではＡ元首相はうつ病気質だと断定している記事がある。
安倍前首相の病名「うつ病」と和田秀樹が断定
2007年11月01日19時59分
https://www.j-cast.com/2007/11/01012866.html?p=all
また、Ａ前首相の根源は何かを探ったのであろう「安倍三代」（青木理著）を１年ほど前に読んでいるが、Ａ前首相のカリスマの萌芽を感じるものが幼少期から政治家までの中にない。
【書評】 安倍三代（青木理著）/（何故凡庸首相が長期政権たり得たのかは不明だ）
2021-07-12 我がブログ記事
https://blog.goo.ne.jp/wiseman410/e/eef67d3b4c64e2aad8560d85cd49d743
となると、現内閣および政権与党に、強力なリーダーシップでＡ前首相がカリスマ的に影響を与えたとは到底想像できないのだ。しかし、現実には先に記した様に現内閣および政権には、左右に広がりのない、かなり右向きに偏向した、見事にオリエンテーションされた状態にした要因は別にあるとしか考えられない。それはどういう要因があるのだろうか。
ここでＡ前首相の８年間以降に唱えられたスローガンとか実行した出来事を並べてみると、美しい国ニッポン、戦後レジームからの脱却、自衛隊の海外活動拡大、海自の護衛艦の改修による実質空母化、憲法改正容認論、韓国への経済圧力拡大、米国へは諂うばかりでますます隷属化を強めて来たなどの事象が思いだされる。また、森友および加計問題というスキャンダルが未解明のまま投げ出されているが、ここに共通するワードとして「教育勅語」がある。この勅語とは、天皇の言葉もしくは意思表示という意味だ。ただ、実質ののところは天皇という権威で箔付けした時の為政者の恣意的な匂いがする。
ここで、あまりマスコミなどで取り上げられることない「日本会議」という団体があるが、国会議員260名、経済界、学界、宗教界などが加盟している日本最大の保守ナショナリストで強力な政治ロビー団体だといわれる。この「日本会議」のテーゼとして、憲法改正があり、軍事力増強、緊急事態条項、家族保護条項の条文化を重視しているという。また、日本会議のルーツには宗教法人「成長の家」であると云われてる。
今次凶行については、奈良県警なのか検察なのか判らないが公式もしくはリークによると想像される発表報道が連日なされている。そして、要因として「統一教会」のことだけが盛り上げられている様に感じる。確かに相当因果関係としての「統一教会」の問題はあるのだろうが、現政権与党をオリエンテーションして左右の幅を狭め方向を収束させた要因は「統一教会」ではなく「日本会議」にありそうだと想像できてしまうのだ。
日本会議 Web
http://www.nipponkaigi.org/
となると、今回の凶行で「統一教会」絡みで現政権に与える負の影響はある程度予想されるが、そもそも現政権の方向作りにさほどの影響を与えていたとは思えない。となると、国葬を執り行うことによりＡ前首相のなした所業をすべて功績として肯定神格化させ、「日本会議」のオリエンテーションの方向付けはいささかも振れなく進行するのだろうと見なければならないだろう。
＃自民の方向付け ＃日本会議
これは、さまざまな書評だとか、メディア情報等から得られた知見から、あくまで私的想像として記すものだ。
前首相（以降Ａ前首相と記す）が、この日本では希な凶行により謀殺され、今やその国葬を内閣が決定したところだ。この国葬については、現内閣内で賛意を得たからこその決定なのだが、現政権与党たる自民内に異論者がいないと云うことを、正に日本は変わったなと思うしかない。
これが30年前の内閣内もしくは政権与党自民内であったなら異論も出て、ここまで拙速に国葬の決定には至らなかったであろうと思うところだ。つまり、30年前の自民党とは例え同じ党内でも、その思想や目指すところは左右に広がりを持った党だったと思えるのだ。
では、なぜに現在の自民がここまでオリエンテーション（方向付け）され意志が収束された状態になったのか、私は今一つ判らないところだ。だだ、最長内閣を生み出したＡ首相にそこまでのカリスマがあったとは、従前のＡ氏のその場凌ぎの言動とか、「こんな方達」とか国会でのヤジなど軽率な言動が繰り返されたことや、二度の首相辞任が体調不良を理由になされて来たことから思えない。この体調不良のことについて、ある記事ではＡ元首相はうつ病気質だと断定している記事がある。
安倍前首相の病名「うつ病」と和田秀樹が断定
2007年11月01日19時59分
https://www.j-cast.com/2007/11/01012866.html?p=all
また、Ａ前首相の根源は何かを探ったのであろう「安倍三代」（青木理著）を１年ほど前に読んでいるが、Ａ前首相のカリスマの萌芽を感じるものが幼少期から政治家までの中にない。
【書評】 安倍三代（青木理著）/（何故凡庸首相が長期政権たり得たのかは不明だ）
2021-07-12 我がブログ記事
https://blog.goo.ne.jp/wiseman410/e/eef67d3b4c64e2aad8560d85cd49d743
となると、現内閣および政権与党に、強力なリーダーシップでＡ前首相がカリスマ的に影響を与えたとは到底想像できないのだ。しかし、現実には先に記した様に現内閣および政権には、左右に広がりのない、かなり右向きに偏向した、見事にオリエンテーションされた状態にした要因は別にあるとしか考えられない。それはどういう要因があるのだろうか。
ここでＡ前首相の８年間以降に唱えられたスローガンとか実行した出来事を並べてみると、美しい国ニッポン、戦後レジームからの脱却、自衛隊の海外活動拡大、海自の護衛艦の改修による実質空母化、憲法改正容認論、韓国への経済圧力拡大、米国へは諂うばかりでますます隷属化を強めて来たなどの事象が思いだされる。また、森友および加計問題というスキャンダルが未解明のまま投げ出されているが、ここに共通するワードとして「教育勅語」がある。この勅語とは、天皇の言葉もしくは意思表示という意味だ。ただ、実質ののところは天皇という権威で箔付けした時の為政者の恣意的な匂いがする。
ここで、あまりマスコミなどで取り上げられることない「日本会議」という団体があるが、国会議員260名、経済界、学界、宗教界などが加盟している日本最大の保守ナショナリストで強力な政治ロビー団体だといわれる。この「日本会議」のテーゼとして、憲法改正があり、軍事力増強、緊急事態条項、家族保護条項の条文化を重視しているという。また、日本会議のルーツには宗教法人「成長の家」であると云われてる。
今次凶行については、奈良県警なのか検察なのか判らないが公式もしくはリークによると想像される発表報道が連日なされている。そして、要因として「統一教会」のことだけが盛り上げられている様に感じる。確かに相当因果関係としての「統一教会」の問題はあるのだろうが、現政権与党をオリエンテーションして左右の幅を狭め方向を収束させた要因は「統一教会」ではなく「日本会議」にありそうだと想像できてしまうのだ。
日本会議 Web
http://www.nipponkaigi.org/
となると、今回の凶行で「統一教会」絡みで現政権に与える負の影響はある程度予想されるが、そもそも現政権の方向作りにさほどの影響を与えていたとは思えない。となると、国葬を執り行うことによりＡ前首相のなした所業をすべて功績として肯定神格化させ、「日本会議」のオリエンテーションの方向付けはいささかも振れなく進行するのだろうと見なければならないだろう。
＃自民の方向付け ＃日本会議
