私の思いと技術的覚え書き

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伊勢湾岸道・キャリアカーがまた炎上 6/6

2022-06-06 | 事故と事件
伊勢湾岸道・キャリアカーがまた炎上 6/6
 キャリアカーが”また”炎上と記したのは、下記リンクに記録した記事があるが、2020年10月29日に奈良の国道で、そして同年10/31も同じく伊勢湾岸道で6台積みのキャリアカーが炎上事故を生じていることを知っている故のことからだ。




 今回添付写真は報道動画から切り取った画像を3枚載せるが、何れも消防隊が到着し放水して消火活動を行っているところだ。そこで、もっと以前のなるべく出火直後の画像はないかとツイッターで探したところ、”チム@残念さん @nanairo6260 ”という方が投稿した未だ消防隊が来る前の写真を1枚見つけたので、4枚目の写真として転載させて戴いた。


 このツイッター投稿写真を見ると、火災は既に相当の火勢になっているし、気付いた運転手がトラクタへの延焼を防止するため、トレーラーと切り離し作業を終えた後だということが判る。ただし、火勢はかなり強まってはいるというものの、未だトレーラーの前部車両には延焼していない状態であり、火元は車両の後部であることは限定できる。

 下記リンクの前回記述でも述べているところだが、トレーラー火災の場合は、積み荷の車両自体から出火する場合も皆無ではないだろうが、一番疑われるのは、やはり後輪ブレーキの引きずり過熱によりタイヤもしくは近在の可燃物から出火に至ることであろう。

 そういう視点で考えると、この手のキャリヤカーは、後輪がシングルタイヤで、現在の多くの3ナンバー車を通過させる余地を持つスペースを持たせているが、後輪ホイールを包む部位に、ゴム製シートが被せてあるが、そこが可燃物となって着火した可能性を疑うところだ。

 何れにしても、かなりの延焼で、後輪タイヤはほとんど現状を留めていないと思われるが、ブレーキドラム内面の焼け具合とかブレーキシューの状態を左右差という視点で眺めれば、相当高温(おそらく800℃越える)になった形跡が確認できると考えられるところだ。

【過去記事】
キャリアカー(トレーラー)火災が連続する 今次は名古屋
2020-10-31 | 事故と事件
https://blog.goo.ne.jp/wiseman410/e/74e9de67cda04fd13255495bc5bdc967


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キャリアカーが高速道路で炎上 運搬中の車両6台が全焼 名古屋 
CBCテレビ 6/6(月) 19:16配信
 激しい炎に包まれた複数の車と、視界をさえぎるほどの煙。
 6日午前10時半すぎ、名古屋市緑区の伊勢湾岸自動車道・下り、名古屋南ジャンクション付近で「キャリアカーの後部から火が出ている」と目撃した人から警察に通報がありました。
 消防車など6台が出て、火は約2時間後に消し止められましたが、キャリアカーに積まれていた6台の車が全焼しました。
 キャリアカーを運転していた50代くらいの男性は自力で避難して無事で、けが人はいないということです。
 焼けた車の車種や被害額などはわかっていません。
 キャリアカーは関東方面から、車を運んでいたということで、警察が詳しい出火原因を調べています。CBCテレビ

#伊勢湾岸道 #キャリアカーまた炎上


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