ウィステリア家具工房 ブログ

東京都あきる野市にて無垢材で家具を作っているウィステリア家具工房。仕事や趣味、日常の事を写真を添えて書き綴っています。

自動鉋盤 ベルト交換

2015-06-11 19:17:16 | 道具
昨日、自動鉋盤を使っていたら後方にあるベルト・プーリー付近から異音が聞こえたので慌てて鉄板のカバーを開けて見たところ、3本あるベルトの内の1本に2箇所亀裂が入っていました。

浅い亀裂なので、直ぐに切れるとは思わなかったし、補助ベルトがあるので大惨事って事はないので、途中までの加工を終わらせてから道具屋さんにベルトを発注。

1本だけ交換してもバランスが狂うので3本全て交換する事にしました。

問題はこの部分



ギアに隙間がないのでベルトを通せない!!  どうする!!




適当に触って壊すと困るので、ベルトを持ってきてくれた道具屋さんに聞いたら、「BOXのボルトを緩めればスライドする」 とのアドバイスで交換開始。



簡単にギアはズレたけど、今度はモーター部が動かないので下にジャッキをかまして持ち上げてベルトを緩めました。



3本のベルトを架け替え、元に戻して完了



この機械、たぶん中古で購入した時にベルトは新品に交換してくれていたと思うので16年もった事になります。

なかなか長持ちしてくれましたが、きっと他の機械も寿命でこれからバタバタと交換時期に入る事でしょう。注意していなければ・・・。
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工作

2015-06-09 11:32:25 | 日記
全然 仕事と関係ありませんが、オイルランタンをLEDランタンに変えてみようと思い立ちました。

たしか物置に古~いオイル式のランタンがあったはず と探しましたが、もう捨てたのか?紛失したので、ホームセンターで980円のオイルランタンを購入。



17口のソケット・スイッチ・コンセント等を買い込み 工作開始

各部をバラシて燃焼口にソケットを嵌めたら、ドンピシャ!! なんの加工もしないでピッタリ納まりました。





燃焼口部品の不要な所を金切りハサミで切って



配線を繋ぎ



完成



どこに置こうか迷ったけど、とりあえずは玄関に。

製作費2,000円程で、ちょっと珍しい照明が出来上がりました。









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冷蔵庫の引っ越し

2015-06-09 00:22:36 | 日記
家を建てた時に買った冷蔵庫 もう16年働いてくれていましたが、数年前から結構なモーター音が響き渡っていたのであります。

電気代の事もあるので買い替えも検討していた所、姉より 不要の冷蔵庫を譲り受けました。

5~6年前の製品 まだまだ使えます。 助かりました。

んで、引っ越しをしたのですが、かなり賞味期限切れの壜や調味料が出てきましたよ。 それに、汚れもひどい。
冷気が逃げるのが嫌で掃除をサボっていましたが、たまには綺麗にしないとね。

真夜中に一人 ゴソゴソやっとります。





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極太 丸脚の製作

2015-06-04 22:14:34 | 家具製作
輪切りの丸太で厚さ90mmの天板 の『脚部製作』のご依頼を受けましたので紹介します。

重さにして30kg以上の天板を支える脚の製作で、原木形状により3本脚に決定。

ご依頼主の意向により丸脚となったのですが、これは意外と難しいのです。 丸なのでホゾの接合面が平面にならないので、一工夫が必要。

2段ホゾに2段の接合面 プロの木工屋さんなら理解してもらえるかな(笑)

簡単に言えば まぁ、面倒な "組み手" な訳です。

脚は72φで貫は厚さ38mmもあるケヤキ板、重い天板を支えるには、このくらいのボリュームが必要です。

まずはホゾ穴を掘ったあとに74mm角の角材を丸くしたいのですが、いきなり旋盤にかけられないので帯鋸を45度に傾けて8角形にし、角を取ります。





それを旋盤にかけて丸くして行きます。






途中 省略



完成形がこちらになります。塗装前



至ってシンプル 


ちょっと木工の心得があれば簡単に出来そうでしょ~~ (笑)


でもねー けっこう難しいのよ。







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スツール座板の加工

2015-06-01 16:07:01 | 家具製作
ご注文により製作しているスツールの座板ですが、ゆるい凹みがついています。

2000Rの曲線に削るのですが、なかなか大変な作業なのです。

まずは鉛筆で線を引き、昇降盤(丸鋸盤)で荒削り



ここまで機械で追い込みます。



次に4方反りの鉋で段差を削り取ります。



大体のRになったら下端を2000Rに削った専用の鉋を作り、それで削ります。

ちなみに、この平鉋は職業訓練校の木工科時代に購入した物で25,000円程しましたが、台があまり良くないので動くし、若干刃が柔らかく長切れしないので、長く道具箱の奥で眠っていた物でした。

この鉋さえ作ってしまえば、何個でも同じ2000Rの曲線削りが出来るのです。

今回のタモ材は目が粗く堅い材なので、かなり難儀しました。4枚削るだけで大汗かき、腕も筋肉痛に。



曲面が出来たらサンディングし成形し完成となります。

図面の段階で困難は予想しておりましたが、シンプルな割りに思った以上に手間の掛かるスツールで、定番品にしても利益が出ない感じです・・・。



まったくもって木工は儲からん(笑)







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