ウィステリア家具工房 ブログ

東京都あきる野市にて無垢材で家具を作っているウィステリア家具工房。仕事や趣味、日常の事を写真を添えて書き綴っています。

毛引き 納品されました

2020-11-30 14:22:50 | 木工教室

木工教室の入り口にある販売棚

鉋や鑿等 木工教室の生徒さん用に工具の販売をしています。

最初は「各自が好きに工具を購入してください。アドバイスはします」

と言う形でやっていましたが、購入する場所がわからない 何を買っていいのか?と言われたので、教室で一般的な道具を販売することに致しました。

問屋やネットを駆使してなるべく安価で良い品を選んでます。

道具屋さんやホームセンターより安く販売してます。

利益は考えてませんので木工教室の生徒さん以外の方には販売しておりません。

ご理解ください。

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古材(脂松)のテレビ台 完成

2020-11-22 10:02:31 | 家具

古材家具を製作致しました。

床の間材を再利用して作ったAVボード(テレビ台)です。

旧家の床の間を解体した際に保存しておいた古材、何度か加工したことがあるのですが、多くは欅でしたが、今回は松材。

それも脂を多く含んだ材。節もあります。

味わいがあって良いのですが、加工が大変なんですよ~。

それに、材が全然足りない。床の間の床板と違い棚の3枚が支給品 仕方ないので内側は工房在庫のイエローポプラを使いました。

北米材のイエローポプラ 日本の朴の木とすごく似てます。心材が緑がかったグレー、辺材がくすんだ白色

見える手前30㎜ほどは松で内側はポプラを矧ぎ合わせました。

側板と天板、台輪の前と横は松材です。

サイズはW1500 ×D340×H400

天板の上にはWのスライドコンセントがつきます。

脂松なのでたぶん上に物を置くとベタベタになり、くっついてしまうでしょう。

今は取り付けていませんが、内部に強化ガラスの棚板1枚がつきます。

中央は強化ガラスでプッシュオープン式の扉

左右の扉は無垢板なのでコの字アングルの反り止めが付きます。

インセットのスライド丁番(LAMP  OLYMPIA 厚板用H360シリーズ)を使用。この型は初めて使いましたが調整が楽で簡単、精度も良さそう。

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裁ち板 再利用テーブル

2020-11-21 12:53:35 | 家具

和裁の裁ち板を使ってのリメイク家具

今は使わないワレの入った裁ち板を使ってテーブルを作って欲しいと言うご依頼。

お預かりした古い裁ち板ですが、ワレ止めに板や釘が打ち付けられていたので、両端を詰めて1350mmにしました。

紫檀のチギリを両面に入れてあります。

センターテーブルとして使いたいとのご希望でこの様な形にしましたが幅がないのでベンチっぽい感じですね。

脚部は北海道産の緋桂の最良材 こちらは工房在庫の新材です。

角材を挽き割って木取りしましたが、まったく動きません。

色も木目も乾燥状態も文句なしの材でした。

塗装はオイルフィニッシュ

サイズはW1350×D400×H450

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チギリの入れ方

2020-11-07 13:17:08 | 家具製作

今、古材の加工をしているのですが、ワレが入っているのでチギリを入れました。

その加工方法の紹介

まずは、こんな道具を使います。

チギリの部材は紫檀、角度出しが容易な軸傾斜の昇降盤で切ってこの形にします。

道具は トリマー 追い入れ鑿 鎬鑿 玄翁

先を細くとがらせた鉛筆で形を写します。

トリマーに6mmのビットを付けて荒堀りします。 数が多ければ型板を作りますが少数ならフリーハンドで削ります。

追い入れ鑿で大体の形を削り、角はこの鎬鑿(しのぎノミ)を使います。

木工用ボンドを入れて叩き込み、出っ張った部分を切り落とします。傷つき防止に厚紙を敷いています。

その後に鉋で削れば完成

コツは『精確な加工』と『ノミの切れ味』 

当たり前の事で“コツ”になっていませんね(笑)

チギリは目立つので失敗出来ません。慎重に丁寧な加工が必要ですが慣れればそれほど難しいものではありません。

 

 

 

 

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