団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

公開請求後に更新の文書

2018-04-09 16:59:00 | 行政

公開請求後に更新の文書

2018年4月9日(月)

 防衛省の、日報隠蔽問題の影に隠れて、あまり大きく報道されていませんが、極めて重大な改ざん疑惑があります。

 3月31日の朝日新聞です。

 

 共産党の穀田恵二議員が、独自入手した防衛省作成の文書と、同省が情報開示請求に対して提出した同じ題名の文書の間に、欠落などの食い違いがあったというのです。

 

 4月7日の朝日新聞です。

 先の問題で防衛省は、両文書を「突き合わせた結果、内容が一致した」と発表しています。

 ただ、情報開示文書の最終更新日は2017年7月21日となっており、開示請求した同年5月より後だったということなんですね。つまり、情報開示請求をされたので、改ざんしたのではないかという疑惑であります。

 防衛省は、開示請求後の更新について、「作業の過程で誤って上書き保存してしまったことが考えられる」と説明しています。まぁ、極めて不自然な防衛省の説明でありますが、可能性ということであれば、誤って上書きしたということは有り得ます。ただ、文書が大半が黒塗りで開示されているため、防衛省の説明が正しいか否か検証することができません。(影の声:・・な見えすいたウソは明らかです。これまで、さんざんウソを言っている防衛省のこの言い訳は信じることはできません。)

 

 イラクの日報が、約1年報告がされなかった問題で、陸自の担当者が「(日報の)電子データを行政文書と認識していなかった」と述べています。これ、ウソです。「認識」の問題にすり替えることはできませんよ。大臣から、「日報を出してください」と指示されて、「無い」と答えたとします。後日、「無い」と答えた担当者が、行政文書と認識していなかったので、「日報」という文書はあったが、「無い」と言いました、と大臣に説明したら、その担当者は足腰が立たないくらい叱責されますよ。イラクなんでもこの担当者のウソは通用いたしません。

 

 これから、イラクの日報が開示されることになります。大半が黒塗りになると予想されますが、それでも陸自としては、改ざんしておく必要があると判断して、そのための1年間というのが常識的な線でしょう。黒塗りにしても、どうしてもボロが出ますので、この嘘つき安倍内閣は、ボロボロの体を成すことになるでしょう。

 4月6日の朝日新聞です。「行政文書と認識せず」とあります。

 教訓課長(日報を保管していた部署)が、昨年2月以降、国会で南スーダンの日報だけでなくイラクの日報も問題になっていた点について、「認識がなかった」と言っています。「認識」とは、都合の悪いことを覆い隠す、都合のよい言葉です。

 

 

 

 

 

 

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安倍政権「ない」と言いながら「あった」もの

2018-04-07 18:40:15 | 政治

安倍政権「ない」と言いながら「あった」もの

2018年4月7日(土)

 安倍政権の数々のウソには、民主主義の土台が崩れ去ってしまう恐怖を感じます。

 

 陸自の日報問題ですが、1年前に見つかったのに「大臣に知らせていなかった」ということですが、これ自体が信じられません。全て信じる訳には参りません。第三者機関でなければ、信じろったって、無理でしょう。

 共産党の本村議員が昨年2月23日に、空自の南スーダンの活動に関する日報の提出を求めました。それに対して、稲田防衛大臣(当時)は、陸上自衛隊の派遣施設隊の日報のような文書は作成していない」と答弁していたんですね。→これウソでした。よくぞこんな分かり易いウソを言うものであります。国会と主権者たる国民を舐め切っていますです。

 

 ちょっと、余談ですが、森元元防衛大臣が、日報の問題に関して、文書の保存管理についての認識が十分でなかったことが今回の要因の一つだろう、とTVでしゃべっていました。・・なことある訳ないでしょ!文書があるのに「ない」というのは、文書管理の認識の問題ではありません。ウソを付くかどうかの問題です。このお方は、防衛問題に関しては卓越した知識をお持ちでありますが、世間の常識にはちと疎いのかなと思いますです。

 

 これら、ウソの共通項は、明確なのは、真実がバレると安倍政権に都合の悪いことだということです。

 

 昔の人は含蓄のあることを言っています。「一つのウソを隠すために20のウソを付かなければならない」正に、安倍政権が陥っている蟻地獄の様相であります。

 

 昨日、クラス会をしたんですが、「佐川前国税庁長官に官房機密費2億円出している」と言った人がいますです。週刊誌情報ということでしたが、私ゃ、十分あり得る話だとピンと来ましたです。ある元検がTVで言っていましたが、丸川珠代議員の尋問と佐川氏の証言は「擦り合わせ」を行っていると言うんですね。元検の話ですから、信ぴょう性が高いです。その「謝礼」ですかな・・。

 

 

 ウソまみれの政権の退陣は間近に迫っている感じです。野党は、安倍政権打倒を旗印に掲げるべきです。総選挙を想定し、候補者調整に入るべきです。

 

 

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日本の財務大臣のレベル

2018-04-05 16:06:12 | 政治

日本の財務大臣のレベル

2018年4月5日(木)

 麻生財務大臣は、国会で、TPP11に関して、「日本の新聞には1行も載っていなかった」と発言しました。→これが嘘であることは、事実で示されていいます。各新聞紙が1行どころか大きく報道しています。

 「日本の新聞のレベルっていうのはこんなもんなんだ」と言っていますが、事実誤認での発言ですので、ブーメランが飛んできちゃいました。「ブーメラン」とは、自らに跳ね返るってことですね。麻生氏に一番相応しい言葉は、「新聞」を「財務大臣」に置き換えればストライキングになります。

 「ボロカス」も自らに跳ね返る言葉であります。いやー、こんなお方が日本の大臣とは、私ゃ、恥ずかしくて、外国へは行けないのであります。

 「締結」というのも、誤認識で「契約」が正しいんですよ。

 ・・で、前置きが長引きましたが、麻生氏が言いたかったのは、「森友の方がTPP11より重大と考えているのが日本の新聞のレベル」ということなんですね。余計な前置きをするものですから、新聞を読んでいないことがバレちゃったじゃないですか・・。合わせて、森友問題の真相を究明しようなんて気持ちがないこともハッキリいたしましたです。佐川前国税庁長官が辞意を表明した際に、麻生氏は全ての責任は「佐川」にあるという趣旨のことを言いました。真相を究明する前にそんなこと分かる訳ないでしょ!初めから解明する気持ちはこれっぽちも無かったんですわな。

 

 森友とTPP11を比較して、どちらが重大かは、問題の性質が違いますので、一概には言えません。どちらも重要ですから、平行して問題解決に当たればいいだけの話です。

 

 私ゃ、新聞を読まない政治家って、麻生氏しかいないんじゃなかろうかと思いますです。こんな方が財務大臣の任を担うことは不可能です。

 麻生氏が新聞を読んでいないと言いましたが、漫画新聞は読んでいると思います。

 

 

 

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日朝会談6月初めにも

2018-04-04 17:11:24 | 政治

日朝会談6月初めにも

2018年4月4日(水)

 3月29日の朝日新聞です。

 北朝鮮関係筋によると、金正恩政権が最近、朝鮮労働党幹部らに、6月初めにも日朝会談の開催がありうるとの説明を始めた、とあります。

 日本と北朝鮮とは、このところ全くの没交渉でした。安倍首相は今は対話の時ではないとずーっと言っていましたのでね。そのような状況ですので、日朝会談って「怪談?」と思いました。ただ、外交ですので水面下の交渉が全くないとは思えませんので、その方向も模索していたのかも知れません。

 

 北朝鮮の変化は、安倍氏の言う圧力が功を奏したのか、それとも北朝鮮の融和政策によるものなのか・・。まぁ、複合的要因ということではないかと思います。私は日頃安倍氏を100%批判していますが、安倍氏の強行路線が100%悪いとは思っていなかったのであります。

 

 これまで核開発で裏切られたことがありますので、北朝鮮の言うことを100%信じる訳にはいきませんが、それはともかくとして、ともかく話会わなければ何も進展しません。忍耐の要る長期交渉になると思いますが、成功裏に進展してもらいたいものです。拉致問題もこれ以上時間がかかると実質的に解決にならないことになりますので。

 

 

 政府高官同士の話し合いも必要ですが、私は両国の人民同士の交流が有効関係に功を奏するのではないかと考えています。文化・スポーツでの交流を大いに進めるべきです。アントニオ・猪木氏のプロレスも良いですし、文化と言えば、私はNHK交響楽団の平壌公演を期待したいです。日頃悪口を言っている日本のオケの実力にぶったまげると思います。そして、お土産は、こりゃ日本酒ですな。熟成した日本文化の象徴で、酔ったまげると思いますです。人民同士は直ぐに仲良くなりますですよ。

 

 

 

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安倍首相の佐川証人喚問に関するコメントの嘘

2018-04-03 13:13:13 | 政治

安倍首相の佐川証人喚問に関するコメントの嘘

2018年4月3日(火)

 「このお方は、平気で嘘を付きますね。」本当は次の言葉を付け加えたいのですが・・。「嘘を国民を騙くらかす兵器として使っている」って。

 私は人に会った際、あいさつ代わりに、安倍首相のことをこう言っているのであります。これほど、平気で、しかも平然と嘘を付く人って、まぁ、私が歴史上知る限りいません。「歴史上」とは大袈裟!

 

 私が仕事で係わった対象者で、大袈裟に言うと、口から出る言葉全てが嘘のような方がいました。その方は少し知能程度が低く家庭環境も経済的に苦しくて不遇な生い立ちでした。安倍氏の正に正反対ですね。安倍氏は歴代政治家の家(毛並み抜群)に生まれ、経済的にも並外れて恵まれた環境で、アメリカ留学までされた頭脳も明晰(なハズ)のお方です。しか~し、結果は、「嘘」というキーワードで同じになっている!なんとも不可思議なことであります。

 

 画面左上に「午前9時すぎ」とあります。佐川証人喚問の数日後のことです。

 

 佐川氏の証言に関してコメントを求められて、「政府の立場は一貫してコメントは述べないということ」とコメントしておられます。

 

 ところが、昨年3月24日には、籠池証人喚問に関してコメントを求められ、「刑事訴追の恐れを理由とした証言拒否が繰り返され真相が解明されず大変残念でありました」とコメントをしています。

 

 「忘れてしまっちゃたのかな?」と善意のお方は思うかも知れませんが、国会答弁って、過去との整合性を気にかけますので、知らないハズはありません。つまり、安倍氏は、平気で平然と嘘を言っているということなんですね。もう、何とも、私ゃ、コメントの仕様もありません。「絶句」といったところです。

 

 トップがこんな有様ですから、それに仕える人間・組織がどうなるかは、推して知るべしということになりますね。「推して知るべし」と書きましたが、「推して」ではなく、実際に事実として嘘が出ていますね。しかも、嘘のオンパレードですわな。文科省の「総理のご意向」文書、財務省の森友文書、防衛省の日報、厚労省の勤務時間データ。

 

 麻生財務大臣なんて、付き合いが良いものですから、知らないハズがないのにあえて知らないフリをして嘘をお付き合いで言ってます。TPP11を「締結」したとか「ペルー」だとか。これ、総理だけに嘘を言われたんじゃ、仕える者としては申し訳ないというお気持ちになられた、というか「忖度」したんじゃなかろうかと思うのであります。

 

 晋三よ お主の心臓 毛むくじゃら

 

 

 

 

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「安倍9条改憲NO!」3000万署名の進捗状況

2018-04-02 12:10:43 | 憲法

「安倍9条改憲NO!」3000万署名の進捗状況

2018年4月2日(月)

 「安倍9条改憲NO!」3000万署名に取組んでいるのであります。

http://sogakari.com/

 様々な発起人がおられます。梅原猛氏の「文明が裁かれている。」という言葉は衝撃でした。

 

 私としては、昨年の11月から取り組んでいまして、4月2日現在で84人の方へお願いしました。成果としては61筆です。

 ただ、ほとんどの方には4月末提出でお願いしていますので、これから増える見込みです。

 当初目標は100筆でしたが、現時点では300筆に修正しております。

 

 今日、手紙を添えて署名用紙を受取りました。

 「早いもので〇〇での経験からもう30年がたちました。年賀状の文面からいろいろと活動をされていることと思っていましたが、このたびの署名に至るとは思いませんでした。今後もがんばってください。(注「〇〇」とは研修機関の名称です。)

 

 この方とは、1988年10月から1989年3月まで、研修機関の寮生活でご一緒しました。その後は年賀状のやり取りをしているだけの関係です。「いろいろと活動をされている」とありますが、これはこの方の誤解で、私は他に社会的活動は行っていません。「今後もがんばってください」の言葉に勇気付けられました。もっとも、「頑張る」気持ちはありません。「力の限りを尽くす」という気持ちはあります。 「頑張る」と「力の限りを尽くす」ってどう違うの?と思われると思います。人に対して「頑張れ~」と声援を送ることがあります。「力の限り」を超えるものを求めているように思うんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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証人喚問という名の「佐番劇」、じゃなかった「茶番劇」

2018-04-02 11:42:59 | 社会

証人喚問という名の「佐番劇」、じゃなかった「茶番劇」

2018年3月30日(金)

 佐川前国税庁長官の証人喚問が行われました。大方の予想通り、真相究明には遠く及びませんでした。ただ、分かったことがあります。

 その話の前に余談ですが、丸川珠代議員の「八百長質問」には、あきれ返りました。「総理の指示は無かったですよ」これ、誘導にとられかねないです。新聞社の世論調査で、「安倍内閣を支持しますよネ」なんて問うて、それにyes、noの答えを求めたら、統計学的に意味を成さないものになり、大金をドブに捨てたと同然になります。東京大学を卒業の丸川氏がそのことを知らない訳ありませんので、証人喚問の場をナメているとしか思えません。もっと言えば、野党の皆さん、証言を聞きだすことできるんですか?という挑戦のようにも思えます。いずれにしても(安倍首相のお好きなお言葉です)こんな議員を誰が選んだのか?と思いますです。

 

 分かったことですが、

①佐川氏は、理財局単独の改ざんだということをしきりに主張しておりました。断定的にであります。佐川氏の昨年の森友の答弁でも断定調が印象的でしたね。「書類は残ってございません!」これ大嘘だった訳ですが、佐川氏の断定調→嘘と思えるのであります。

②「総理秘書官と話をしたのか?」森議員の質問に対して、初めははぐらかしていましたが、これも最後には断定的に「ない」と明確に答弁いたしました。ただ、その中で、注目すべき発言があり、一般的にではありますが、国会答弁に当たっては、原課の課長クラスが総理秘書官と協議をすると証言いたしました。佐川氏は局長でありますので、その協議をしたかどうかまでは完全に把握できていないかも知れず、当事者の証言が待たれるところです。

③佐川氏は嘘の常習者ということが分かりました。交渉記録をめぐる宮本議員の質問です。宮本議員は昨年この問題をとりあげ、佐川氏は確認した結果「無い」と答弁しました。これも嘘だった訳ですが、このことを追及されると、佐川氏は、文書保存を規定している規則を確認したんだと言い訳を行いました。こういうのを詭弁と言うのでしょうか・・。いや、明確に嘘であります。この場面を見た時、私ゃ、腹がよじれるほど笑いました。優秀と言われているキャリア官僚がこんな惨めなことになるのかと。このお方には矜持ってものがあるのかしら。

 

 以上のような状況でありつまり、佐川氏の証言は信じることができないのであります。一部自民党の議員が「偽証罪を科される証人喚問の場で、首相の関与が無かったということは無かったことだ」という趣旨のことを言っています。これも全く能天気ですね。かつて、嘘の証言を行い偽証罪に問われた方がおられますですよ。証人喚問の場だからと言って全て真実を語るということは無いのであります。それよか、そのように考えているお方には皮肉なことになりますです。籠池氏は証人喚問の場で昭恵氏から100万円受け取ったと言いました。先の自民党の議員の倫理によると、これ真実ってことになりますわな。

 

 今後の展開がどのようになるのか?私は、これまでの嘘の数々が暴かれていくと思います。一つの嘘を隠そうとすると20の嘘を言わなけばならない。これ格言だそうです。森友事件に関して財務省は嘘の宝の山であります。

 

 

 

 

 

 

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「書き換え」か「改竄」か 選ぶ表現に姿勢が映る

2018-04-02 11:38:17 | 社会

「書き換え」か「改竄」か 選ぶ表現に姿勢が映る

2018年4月2日(月)

 ジャーナリストの池上彰さんが、森友文書改ざんに関する表現に関して、読売新聞に批判的な記事を朝日新聞に載せています。

 

 3月30日の朝日新聞です。

 

 池上さんは、森友文書改ざん問題で、主要6紙(朝日、毎日、東京、日経、読売、産経)の、「書き換え」と表現するか「改ざん」と表現するかを比較しながら、論評しています。

 朝日、毎日は当初から「改ざん」と書いてありましたが、読売と日経は「書き換え」という表現を使っていました。現時点では、全ての新聞紙が「改ざん」という表現を使うようになったのですが、その経緯が問題です。

 池上さんの指摘は次です。

 左の5行です。

 「新聞社としての独自の判断をせずに財務省の発表通り『書き換え』と書き続け、安倍首相が認めた途端に『改ざん』と”書き直す”。新聞社として恥ずかしくはないですか。」

 まことにもっともなことと思います。ただ、池上さんが言われる「恥ずかしくないですか」というのは、ちと違うかも知れません。私は読売は「確信犯」だと思っているからです。それは、権力の提灯持ちという意味でです。ただ、これを証明する証拠を私が示すことができないのが残念です。

 

 以前このブログでも、池上さんが読売新聞を批判した記事を取り上げたことがあります。

https://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/844dd564523231b6264c2d5e4602f155

 

 世論調査を「誘導尋問」したことに関してです。私はマスゴミと評しました。今でも当たっていると思います。

 

 つい最近も似たようなことがありましたですね。佐川証人喚問で、丸川珠代議員の「総理の指示はありませんでしたよ」。これ、完璧に誘導尋問であります。

 

 不都合な事実に直面した場合、人は何等か誘導してその事実から逃れたいと思うものかしらと思います。権力者であるとかマスコミであれば、その「誘導」はそりゃ「恥ずかし」という次元の話ではないと思うのであります。 

 

 

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京大「軍事研究しません」

2018-04-01 12:26:57 | 社会

京大「軍事研究しません」

2018年4月1日(日)

 京都大学が、平和を脅かす軍事研究をしない基本方針を決めたということです。

 3月30日の朝日新聞です。

 

 京都大学の総長は山極壽一さんです。この方、ゴリラ研究で有名で、昨年広島に講演で来られましたので、聴きに行き感銘を受けました。

 

https://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/f32f7c839ba9aa2459ca84e6462b39d2/?img=0d5886ca596256d94a4aab84229c2e23

 

 山極総長は、全国国立大学協会の会長、そして日本学術会議の会長でもあります。私の記憶では、昨年学術会議の会長になった際の談話で、軍事研究のことに触れておられましたです。

 学術会議は戦前の反省を踏まえ、軍事研究は行わないという方針だったのですが、権力の締め付けにより、だんだんなし崩しになっていたんですね。「権力の締め付け」とは、予算のコントロールです。実質軍事研究のようなものには予算を付けるんです。「なし崩し」とは、このことの方針は各大学の自主性に任せるとなっているんです。

 こういった現状に対して、山極会長は、このことに関する方針を、「もっと踏み込んだものにする必要がある」という趣旨のコメントをしていたんです。京都大学の今回の方針で、その方向性が明確に見えました。

 

 学問の研究は権力との闘いでもあると思うのであります。

 

 

 

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