金輪島と原爆
2017年9月17日(日)
9月9日、「金輪島と原爆」という平和学習へ行ってまいりました。
金輪島は毎年花見をする所です。
http://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/266d091f3ee55003f562f91bb6f578c9
この資料を作った方は、江種裕司さんという広島県被爆教職員の会会長、元中学校教諭です。当日もう少しで90歳になるということでしたが、記憶力は明晰でありました。
戦時中、陸軍船舶部隊として軍需工場となっていました。
トンネルや防空壕がいたる所に掘られていました。
対岸の鯛尾(タイビ)では、「マルレ」と言われるベニア板で造った海上の特攻の修理工場がありました。
2015年3月時点です。
2015年6月時点です。
北朝鮮が、水爆実験をして国際的に大問題になっていますが、アメリカは何と1,069回も実験をしています。アメリカは罪滅ぼしに、核軍縮に積極的に取り組む義務があるでしょう。
宇品から船で10分と近い場所にあります。
参加者は約15人でした。
小高い場所にあるトンネルの入り口まで行きました。
防空壕です。
江種さんは、広島高等師範の学生だったのですが、学徒動員で、徴用され働かせられていました。
ここ金輪島にもアメリカ軍の戦闘機が来襲し、機銃掃射で狙われたそうですよ。
日本の「生存圏」! 一体誰が決定したのか!?
東西を貫く約300mのトンネルがあります。
帰りの船。操舵室です。近く新しい船になるそうですよ。
グループの中に、wifeの友達がいて、反省会という名目の飲み会をしました。
「カープマジック7」とあります。
鰻を売りにしているとは知りませんでした。wifeの友人が知合いから3,980円の鰻を2,980円にしてもらっているそうです。来年紹介してくれるという話をしていました。忘れなければですが・・。
カープ大好きのマスターです。
カープが最初に優勝した当時の選手です。
右は、蛸の卵です。絶品でありました。
アジの酢漬け。
(2017年11月10日、追記)
新発見の金輪島
金輪島は、私にとって馴染みのある島です。小学校のクラス会を記念し、ちびっこ広場に桜を植樹したのが2001年。それ以後毎年、その桜の木の下で、花見クラス会をしています。春の穏やかな日差しの下で、桜の花を愛で、料理に舌鼓を打ち、美酒に酔いしれるのです。今年の4月も58年前の小学校の頃を思い出しながら和やかに楽しい一時を過ごしました。
その金輪島がつい72年前までは、軍都廣島の中でも重要な軍事拠点であったとは!「新発見」でありました。被爆教職員の会会長の江種裕司さんの証言は、①機銃掃射でダッダッダッ!と狙われたこと、②ドラム缶を運ぶ作業で手が血だらけになったこと、③原爆により女学生が胸に沢山のガラス片を受けていたこと等々、悲惨で生々しく、花見をしている時の金輪島のイメージとは、あまりに落差が大きく、衝撃を受けました。
そのような中、私が江種さんのお話の中で、一番印象に残ったのは、金輪島原爆慰霊碑から海の向こうのプリンスホテルを望みながら、「金輪島もリゾート開発で、戦争の跡を覆い隠そうとしている」という趣旨のことを述べられたことです。世の中の潮流に流され、大切なものを見逃すことがあるのではないかと、江種先生の洞察を通して、そのことを学びました。
2017年9月9日、金輪島原爆慰霊碑、遺跡等見学会の感想
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