団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

金融商品

2009-02-19 18:30:38 | 経済
                   金融商品

                           2009年2月20日(木)

 最近、ある金融商品を買った。月約1.8%の配当が付き、それは再投資される。したがって、月ごとの複利になるので、年率に換算すると、約23.87%となる。
 これって、結構なリターンだと思う。もちろん、ハイリターンにはハイリスクが伴い、この商品は元本保証もないし、配当が減額されることもある。

 サブプライムローンが組み込まれていないかどうか心配なので尋ねたが、ヘッジファンドではないので、そのような商品ではないという。
 これだけ、ハイリターンになったのは、金融危機の影響で基準価格が下がったのが原因だという。
 そこで、私としては、今が買い時と判断した訳だ。

 サブプライムローンに端を発した金融危機は、「金融工学」なるインチキ理論で、有限の「債権」に無限に近い信用創造を行おうとして、それが弾けたということだろう。

 人間の倫理の問題として、有限なものに対して、無限の欲望を向けるべきでない。それが、今回の金融危機の「教訓」ではなかろうか。
 
 人類は既に、有限なものに対して欲望を規制する一定のルールを社会的に作っている例がある。一夫一婦制がそれだ。男女はそれぞれ「有限」なので、一人が多くを「所有」しないようにしているのだ。

 ところで、複利というのは金利差の影響が凄まじい。先の商品は月利1.8%だが、10分の1の0.18%と比較して見ると、次のようになる。

      1年   2年   3年    5年   10年
・1.8%  23.9   53.4   90.1   191.7   664.3
・0.18%  2.2   4.4    6.7   11.4    23.9   
  
 10年間持ち続けると、計算上は約6.6倍になるが、私の場合は、それまでに「欲望」が勝ってしまい、売ってしまいそうだ。

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