シャカリキでも進まないワクチン接種
2021年06月07日(月)
菅首相がワクチン接種にシャカリキになっています。これは、良いことです。誰しも一日も早くワクチン接種が行われれば良いのでありますから。しかし、1日100万回という号令にも関わらず、思惑どおり進んでいないようであります。
04日の朝日新聞です。
私は気付かなかったのですが、いつの間にか、ワクチン接種状況なるものが掲載されるようになっていました。
「高齢者等」とあります。この「等」とは何でありましょう。全接種者の数字なのかどうか、分らないのであります。天下の朝日新聞が何をやってるんだと思います。意味不明の記事を書いても全く無意味であります。
「カッコ内は65歳以上に占める割合」とあります。→これ、私には意味不明であります。
接種済みデータ
1回目 2回目
・6月2日 626万6076 55万7469
・6月3日 686万2899 64万9149
6月3日一日で、68万8503回の接種で、100万に大きく足りません。
私は、診療所の活用が全くもって不十分と思います。診療所のスタッフの奮起を願いたいのでありますが、診療所にも言い分があるのでありましょう。私の推測でありますが、日頃から、厚労省に医療制度で痛い目に遭わされていて、都合のよい時だけ協力しろというのは、虫がいいんじゃないかと無視しているのじゃなかろうかと思うのであります。
「都合のよい時だけ」と推察するには、根拠があり、尾身会長と政権との最近の確執を見れば明らかであります。
政権に都合のよい時だけ、意見を聞き、このところオリンピックに関する発言が政権に都合が悪いものですので、無視であります。「無視」というより、私は尾身会長自身がプライドをもって「プロフェッショナル」ということに対する侮辱であると思います。
ただ、尾身会長がトコトンオリンピック開催にNoを突きつけるかというと、私は半信半疑であります。その根拠は、これまで、政権に都合のよい発言を行ってきたからであります。GoToがその最たるものであります。第二波の拡大は明らかにGoToの影響でありますが、尾身氏はGoToに推進の表明をしていました。
今度、オリンピックにかかる提言を行うと言っていますが、私は、「開催するなら」という条件付きになるような気がいたします。最後までトコトンオリに反対の表明をしたら、私のこれまでの「御用学者」の評価を180度変更しなければならないでしょう。
若干余談でありますが、今日のTV朝日のモーニングショーで、政治ジャーナリストの田崎氏が、20日に緊急事態宣言を解除するだろうと言っていました。この方の政権周辺に関する取材力は抜群でありますので、私は信じたのでありますが、なら、この政権というのは、コロナの感染状況により政策判断するのではなくて、オリンピック命で判断しているのであります。恐ろしいという表現では、足りません。私は、今すぐ死ぬのが間違いない戦争へ行けと言われているような気がしているのであります。