組織的関与、隠蔽
2019年1月23日(水)
嘘誤魔化しの安倍政権の下で、またしても、官僚組織の腐敗が噴出いたしました。
厚労省の勤労統計偽装であります。
1月21日の朝日新聞です。
根本厚労大臣は、「組織的関与はなかった」と宣もうておられますが、「組織的」の定義が何か分かりません。質問する記者は、具体的に何時誰が知っていたか?を尋ねるべきです。すれば誰の目にも「組織的」か否かは明らかになるでしょう。
隠蔽かどうかもう一つの重要な要素です。広辞苑によると、
・隠蔽 人または物が目につかないようおおうこと。かくすこと。
言葉の意味合いとしては、「かくす」意図がなければ「隠蔽」ということにはならないような感じがします。質問する記者は、「かくすという意図があったのかなかったのか?」と質問すべきでしょう。安倍政権が「かくす意図はありませんでした」と答弁しても、嘘誤魔化しの常習犯ですので、国民は「隠す意図があった」というように見抜くでしょう。
いずれにしても、明確に予想できることは、「隠蔽があったことを徹底的に隠蔽する」政権であるということです。
統計法には、不正をした場合、刑事罰に処せられるという規定があります。刑事事件にする必要があると思います。行政処分では、大甘過ぎます。
2000年頃の伝聞の話です。
ある人が自治体職員だった頃、厚生省から官僚が天下りで、その自治体に来ました。その官僚が鉛筆を舐めたということなんです。
その自治体では福祉制度の見直しが行われていて、所得制限を厳しくする案を出したのですが、受給対象者が半分になると推計できました。市民の反発は必至であります。
当該官僚は、鉛筆を舐めて、対象から外れる割合を3割程度にしたってことなんです。この3割というのは表向きの議会向けの数字で、実際は半分になるってことなんです。
なにやら、今回の事件と似ているような気がします。①厚労省であるということ、②経費節減ができるということ、(自治体の場合は扶助費がそれまでの半分になります。厚労省の場合は、保険給付額削減されます。)
注 この話は裏付けを取っていません。