新国立競技場白紙見直し こういう時にしゃしゃり出るヤベー首相
2015年7月18日(土)
2020年の東京五輪・パラリンピックの主会場となる新国立競技場の建設計画について、「現在の計画を白紙に戻し、ゼロベースで見直す決断をした。」ということです。こういう、国民の人気取りの場面では、この人ヤベー首相がしゃしゃり出ます。
マスコミの報道にあるように、「戦争法案」の問題で内閣の支持率が激減しており、新国立競技場の建設の見直しで、その回復をしようとしていることはミエミエです。つまり、本気ではなく、ウワベだけ取り繕おうとしている訳です。
国民が怒っているのは、財政状況が厳しいからといって、消費税の増税を押し付けておきながら、政府は無駄をしているではないかということです。
そのことからすると、徹底的に経費を削減する必要があり、理にかなうものでなければなりません。①建設費だけではなく、その後の維持管理費及び解体費まで含めた額を明らかににする必要があります。(私は、「Life Cycle Cost」と言っています。②次にLCCを基にB/C(Benefit/cost)を示す必要があります。(一般的に「1」以上でなければgoは出ません。)③こういう施設の建設については、当初の額より大幅に膨らむというのが通例です。そのことに対する覚悟を示す必要があります。「覚悟」というのは、責任を明確にして責任者を処分するということです。
私は、今後この問題の進展に関心を払っていきますが、多分、先の3点が示されることはないでしょう。それは、先にも言いましたが、「ウワベだけ」、「国民の関心が薄れるのを待つだけ」ということだからです。
げに恐ろしきは、他の公共事業については、国民の目に触れることなく、壮大な無駄遣いが行われているであろうということです。
一体この問題の責任は誰にあるのでしょうか? 行政を執行する場合は、意志決定(今回の事例で言えば建設すること)を行う必要があります。今回は白紙撤回する訳ですから、その意志決定をする必要があり、通常その意志決定者は建設する意志を決定をした人(職位)です。今回、ヤベー首相が白紙撤回の意志決定をしたようでありますので、建設のOKもヤベー首相がしたと推察されます。(実務的には、そうではないかも知れませんが、実質的にという意味です。)
ヤベー首相は、国民の人気取りのために、しゃしゃり出て、見直しを言う前に、まず自らの責任を認め、その責任を果たすことでしょう。設計者のザハ氏への違約金が発生することになりますが、ヤベー首相が本当に責任を感じているのであれば、その費用の一部を自らに課すでしょう。私は、ヤベー首相がその一部を負担した場合、丸坊主にすることを宣言します。もっとも、今でも丸坊主ですので、理髪店に行くcycleでなくても行くということです。そのことで、私は費用負担が生じますので、そのことにより自分の言ったことの責任を果たすということです。最後は、支離滅裂になりました。 (^_^;)