ミャンマー・日本語学校ブログ

ミャンマーでの生活、教育、ビジネスなど
ヤンゴン在住12年の作者がお届けします。

海外旅行ブーム???

2008年07月08日 | ミャンマーでの生活

先日紹介したIMAGEという雑誌の中に、「ツアーで海外旅行に行ってきました!」という企業広告(雑誌の記事ではない)が目についた。

1社はDOARUという化粧品会社、もう1社はFOLLOW MEというこれも化粧品会社。

DOARU化粧品は4ページのカラー広告、FOLLW MEは8ページも使って旅行を紹介している。

いずれも、ミャンマーで急成長している化粧品の会社(本社はたぶん海外)なのである。

旅行費用は全部企業持ちで、ツアー参加者はそのブランドを扱う問屋、販売店の人たちなのだ。(少数ではあるが、抽選で当たったというユーザーもいる)

日本では30年前に「農協ご一行様ツアー」が有名だったが、ミャンマーでは「化粧品業界ご一行様ツアー」となる。

DOARU化粧品のツアーは5月31日から6月7日までの7泊8日で、香港(ディズニーランド)・マカオ・中国へ、(参加者:30人)

FOLLOW MEのほうは4月10日から20日までの9泊10日で中国縦断の旅(北京、上海、広州、昆民など)で途中に5つ星のホテルにも泊まっている。(参加者:15人)

実に景気の良い話である。

ミャンマーの人たちにとって、海外旅行のツアーに参加するというのは夢のような話で参加者の喜んでいる様子が手に取るようにわかる。

しかし、この広告記事を読んだ人たちはどう思うだろうか。
この記事を読むのはほとんどが高い化粧品を買わされているユーザーなのだ。

「こんなに儲かっているんだったら、安くしろ!」
「利益を消費者に還元しろ!」

と広告効果どころか、反感を持たれるのではないだろうか。

実際、この旅行記を読んだ妻は、
「自分たちだけいい思いをしている。」
と頭に来ていた。

やっぱり化粧品の原価って安いんだろうなあ。



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