3月中旬に入って、本格的な暑さになってきた。
大学入学資格試験のおかげで、この1週間まったく停電がない。
エアコンをガンガンにかけた教室内の涼しさに比べ、外はものすごい暑さになってきた。
この時期、黄色の花で満開になっているのがバダウの木である。
バダウはミャンマーの国花であり、青龍木とかインド紫壇、カリンなどと訳されている。
といっても、今咲いているのは本物のバダウではなく「バダウもどき」だそうだ。
本物のバダウは、4月中旬から5月初旬にかけて咲くが、咲くときはある日の早朝に一斉に咲き、その日の夜には全部散ってしまう、豪快でとてもはかない花なのである。
バダウが咲いたその日は、ミャンマーの女性たちはバダウの黄色い花を髪飾りにして楽しむのだ。
バダウが咲いたかどうかは花を見るまでもなく、その日の早朝ツーンと来るものすごい芳香でわかるのである。
「バダウもどき」のほうは、それほど香りもきつくなく、花も2週間以上咲いている。
バダウは1年(365日)のうち、たった1日しか咲かないので、観光客としてミャンマーを訪れる場合は、見ることができる確率はかなり低いと思われる。
今年、本物のバダウが咲くのはいつだろうか。
もし、咲いたら第一報をこのブログでお届けします。
(香りまではお届けできません。悪しからず。)