ミャンマー・日本語学校ブログ

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ヤンゴン在住12年の作者がお届けします。

ビザ不交付

2007年09月01日 | 日本語学校
また東京の日本語学校に申請した学生の一人が在留資格(ビザ)不交付になった。
不交付理由は、
1.預金通帳に信憑性なし
2.入国目的に疑義がある
3.経費支弁書類に信憑性なし
今回は、ミャンマーではなくシンガポールにいる叔父さんが経費支弁者になったもので、経費支弁力も預金も十分にある人だった。
(年収300万円以上。シンガポールなら十分な収入である。)
日本入管が必要とする書類を全て取り揃え完璧に作成したのに、結果はこれである。

「預金通帳に信憑性なし」とはどういうことか。
確かに、預金通帳は原本ではなくコピーしたものを提出したが、コピーでは信憑性がないというのだろうか。それでは、通帳の原本を提出すれば信じてもらえるのか。
送付途中で紛失した場合、入管は補償してくれるの?
それに、「信憑性がない」と思ったときに、なぜ連絡をくれないのか。
なんで自分でシンガポールの銀行に問い合わせしないで、「信憑性がない」と断定するのか。
本当にやり方がおかしいと思う。

「入国目的に疑義がある」というが、「日本語の勉強をするため」に決まっているでしょ。
他に何を書けばいいの?入国目的の作文が書き足りないのであれば、なぜ、そう思ったときに言ってくれないのだろうか。

「経費支弁書類に信憑性なし」つまり、シンガポールの叔父さんが提出した在職証明、収入証明、納税証明、などが嘘または偽造だと断定しているわけだ。
何を根拠に偽造だと断定しているのか、その根拠も示さないで「信憑性なし」と断じるのはどういうわけだろうか。

ビザの結果を知るために、20時間もかけて地方からヤンゴンにやって来た母親に話すのがつらかった。

日本入管の審査はいつもこんな調子である。
こんな理由で「はい、わかりました。ごもっともです。」と納得する人がいるだろうか。

こんな変な入国審査をやっているのは世界で日本だけだろう。