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ミャンマー・日本語学校ブログ

ミャンマーでの生活、教育、ビジネスなど
ヤンゴン在住12年の作者がお届けします。

国内旅行(1)~バガン

2008年12月12日 | 旅行・観光

10年前に「日本語ガイドコーステキスト」という観光ガイド用の虎の巻を作成した。
当時はデジタルカメラがなかったためにアナログの写真だったが、今回は写真を全部デジタルで撮りなおすというのが旅行の一つの目的となった。


↑シュエジーゴンパゴダ

このパゴダはバガンで一番輝いているパゴダとして知られている。
また、一日に参拝すると幸せになる4つのパゴダの一つでもある。
11世紀、バガン王朝を開いたアノーヤター王によって作られ始め、チャンジッター王のときに完成した。
バガンの4大パゴダの一つ。
仏歯を乗せた白象を歩かせて止まった場所にこのパゴダを建設したと言われている。
このパゴダはオールドパガンではなく、空港に近いニャウンウーの町のすぐ近くにある。



↑アーナンダ寺院

一番好きなパゴダの一つ。
バガンのパゴダの中で一番有名で、一番美しい姿を誇っている。
11世紀、チャンジッター王によって作られた。
建物の中に4体の仏像(立像)があり、内側と外側の通路から拝観できるようなっている。
建物内の彫刻や壁画も歴史的価値があるものとして有名。



↑ローカナンダパゴダ
1日に参拝すると幸せになるパゴダの一つ。
イラワジ川沿いにあり、ここから見る風景は絶景である。
観光客には是非お勧めのパゴダである。



↑ローカナンダパゴダから見た風景。


(マメ知識)
1日に全部参拝すると幸せになるパゴダ
1.シュエジーゴンパゴダ
2.タンチータウンのパゴダ(イラワジ川の対岸の山頂にあるパゴダ)
3.トゥーインタウンのパゴダ(バガンから南に10キロほど行った山頂にあるパゴダ)
4.ローカナンダーパゴダ

バガンの4大パゴダ
一番輝いているパゴダ→シュエジーゴンパゴダ
一番精巧に作られているパゴダ→アーナンダ寺院
一番高いパゴダ→タッビニュー寺院
一番大きなパゴダ→ダマヤンジーパゴダ

旅行から帰ってきました

2008年12月11日 | 旅行・観光


↑ホテルから見えるサンセット


↑バガンの遺跡群


↑タッビニュー寺院

8日から10日まで古代遺跡の町、バガンへ家族旅行に行って来ました。
本当に楽しい旅行で良かったです。

今回の旅行をまとめると、

1.夕陽がすばらしかった。
2.天気がずっと良かった(朝は寒いくらいだった)
3.電気も良かった(一度も停電なし。今、ヤンゴンの停電は酷い状況)
4.ホテルから見るイラワジ川の風景が素晴らしくきれいだった。
5.子どもたちが大喜びした。(ヤンゴンに帰りたくないと泣いた)
6.仏教遺跡の風景に感動した。(妻はキリスト教徒だがバガンの美しさに感動していた。)
7.プールの水が冷たすぎて泳げなかった。
8.飛行機(エアーバガン)は時間通り運行して、サービスも良かった。
 (行きは1時間15分、帰りは30分でヤンゴンに着いた。)
9.10年前と比べるとずっと緑や花が多くなっていて驚いた。
10.10年前よりホテル、レストランやお土産屋がぐんと増えていたが、どこも閑散としていた。

などいろいろありますが、旅行に参加した5人は皆、もう一度バガンに行きたいと言っています。

詳しいレポートはまた明日から.....


ブルートレインがミャンマーへ

2008年11月30日 | 旅行・観光


今日はとても嬉しいニュースがあった。

JRの寝台特急「北斗星」の車両がミャンマーへ売却されることが決まり、近くミャンマーの鉄道を走ることになる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081129-00000512-san-soci

客車が18両の他にディーゼル機関車2台も同時にミャンマーへ輸出されるという。

ミャンマーでどの区間を走るのかまだわからないが、たぶんヤンゴンとマンダレー間の夜行急行列車として使用されるのだろう。

しかし、今のダイヤは早朝発の昼間運行の列車ばかりであり、夜行列車は運行されていない。

もし、このブルートレインが走ることになった場合は、ダイヤ改正して夜行列車を運行させるのだろうか。

「北斗星」は函館から上野まで一度だけ乗ったことがある。
子どものときからブルートレインが大好きで、「あさかぜ」「富士」「さくら」「みずほ」「瀬戸」「音戸」「あかつき」....など本当にたくさんのブルートレインに乗った。

全車寝台タイプの豪華列車がミャンマーを走る姿を想像するだけでわくわくしてくる。

客車や機関車の塗装はたぶんそのままだろうから、ミャンマーの景色とブルートレインの組み合わせが実現するとはなんか夢のようだ。



↑このディーゼル機関車もミャンマーへ。

セインランソーピェー公園

2008年09月30日 | 旅行・観光




外国人にはなかなか覚えにくい名前だが、日本語に訳せば「緑化公園」となる。

ヤンゴン市内のインヤー湖畔に作られた人工の公園であるが、なかなか整備が行き届いて綺麗な公園である。

ヤンゴン経済大学のすぐ近く、インヤー通り沿いにある。

田舎から妻の親戚が来ていたので案内がてら、この公園を訪れた。
この公園に来たのは、去年の3月以来のことになる。

この公園に来る若者はファッション雑誌から抜け出したような格好をしている。

ほとんどがティーンエイジの若者たちで、90%がジーンズ、5%は長めのスカート、残り5%は超ミニスカート。ミニスカートはひざ上20センチはある。

どこを見渡しても、伝統的なロンジー(巻きスカート)なんか一人もいない。
やたらに女の子が多い。皆なかなかスタイルもいいし、美人さん揃いだ。

化粧も伝統的なタナカではなく、外国製のメイクアップをしているようだ。髪はストレートにしたり、鮮やかな色に染めたり。。。。彼女たちは本当にミャンマー人?と疑いたくなるようなスタイルである。

若者たちはみんなで楽しそうに歌を歌ったり、おしゃべりしていた。

ここは緑の芝生の上で寝そべることもでき、気持ちが良い。
食べ物も持ち込めるのでピクニックに来るのも楽しい。



ベンチは若い男女のカップルで占領されていた。

↓公園内にあるレストラン。ZEPHYER
店員さんに名前の意味を聞いたが、「わかりません」だった。




↓ここのかき氷がおすすめ。



アイスクリームのトッピングに小豆やメーザーウー(芋に似ている)、寒天(のようなもの)など色々なものが入っていておいしい。値段は1900チャットとかなり高め。

SEIN LAN SO PYAY GARDENとZEPHERレストラン
NO.8, INYA ROAD, YANGON

↓公園で遊ぶ娘二人


大打撃の観光業界

2008年09月05日 | 旅行・観光

9月4日付けYANGON TIMES誌から。

昨年のデモ、今年5月のサイクロンの影響で、外国からの観光客が大幅に減っている。
特に打撃が酷かったのは古代遺跡の町バガンで、観光客数は昨年の同時期に比べて90%減という、まさに悲惨な状況である。

一部のホテルは営業を中止。従業員も大幅にカット。
バガンで観光用の馬車の仕事をしている人たちも、馬に与える餌を買うことができず、泣く泣く馬を売って手放すことになっている。
ユンデー(漆物の工芸品)の職人も仕事がないので、出身地の村に帰ってしまった。
日本語ガイドもまったく仕事がない。

サイクロンの報道があまりに衝撃的だったために、日本人を含む外国人旅行客はミャンマー全土がサイクロンの被害を受けていて観光できる状況ではないという印象があるらしい。

実際はバガン、マンダレー、インレーなどのミャンマーを代表する観光地はサイクロンの被害を全く受けていない。
だから、観光客は安心してミャンマーに旅行に来てほしいと思う。

ところで、9月19日(金)-21日(日) 東京ビッグサイトで「JATA世界旅行博 」 が開かれる。
これにはミャンマーの旅行業界から以下の企業が参加する。
TOUR MANDALAY
GLOBAL TRAVEL SERVICE
PEACE SMILE LAND
MYANMAR POLE STAR
APEX
SAI TRAVEL
RUBY HOTEL(BAGAN)
RED CHANNEL HOTEL(MANDALAY)
YANGON AIRWAYS
今回は6メートル幅のブースを4つも確保し、バガンから漆細工のデモンストレーションもあるようで、かなり大掛かりな展示となるようだ。

今回の展示を契機にミャンマー観光業界がまた活気を取り戻してほしい。

ブダガヤへチャーター機で直行

2008年09月02日 | 旅行・観光

年々、インドのブダガヤやネパールのルンピニ公園などに巡礼の旅に出るミャンマー人が増えている。

ブダガヤはお釈迦様が悟りを開かれた所で、仏教徒にとっては最大の聖地であり、仏教徒なら一生に一度は行きたい場所である。

今年はついに、ヤンゴンからブダガヤへ直行するチャーター便が出ることになった。

出発日は9月27日、10月4日、10月19日、11月2日、11月16日で、14泊15日というかなり長い旅程になっている。

ツアー料金は往復航空券+ホテル+移動用のバス+食事などすべてセットされて95万チャット(約9万円)ということだそうだ。

去年まではインド航空の通常便を利用してカルカッタまで行き、そこからはバスでブダガヤへ移動していたのだが、巡礼者の増加と相まって、今年からミャンマー国際航空(MAI)が担当することになった。

ミャンマー国際航空が使用する機材はF-100で、ビジネスクラス12席、エコノミークラス83席の合計95人まで収容できる。

ミャンマー人の海外旅行も当たり前の時代になりつつある。

娘が旅行から帰ってきた(つづき)

2008年08月27日 | 旅行・観光
旅行中の残りの写真をアップします。

↓ザガインのスンウーポニャーシン仏像


ザガインヒルの頂上に安置されているこの仏像には面白い言い伝えがある。
毎日この仏像に食べ物をお供えしたい仏教徒がたくさんいるのだが、どんなに早く来ても誰かがもう先にお供え物を置いてあり、誰も1番にお供えすることができないそうだ。
神様のような人が来てお供えものを置いていると言われており、不思議な力がある仏像だと言われている。
それなら、徹夜して誰が置いていくのか見張っていたい気になった。


↓巨大直立仏像を間近で見上げる。高さは150メートル以上で世界で最も高いとか。
すごい迫力ですね!





↓モンユワにあるかんがい用の堰。



↓巨大なミングンの鐘



↓ミングンへは舟で行く



↓ピンウールインの公園で



↓ピンウールインのホテル(公園のすぐ前にある)


娘が旅行から帰ってきた

2008年08月25日 | 旅行・観光

8月19日から約1週間、幼稚園の同級生たちとマンダレー方面に旅行に行っていた娘(6歳)と母親が昨日の晩、無事に帰ってきた。

道中、特に事故もなく楽しい旅行だったそうで、娘などは
「ぜんぜん疲れてない。また行きたい。」
というから、子どもは元気なものだ。
(お父さんなら疲れてぐったりしているでしょう。)

行き先は新首都ネーピードー(動物園がすごいらしい)、マンダレー、ピンウールイン(植民地時代の避暑地)、モンユワ(巨大直立仏像がある)、ミングン(巨大な鐘がある)、ザガインなど。

ミャンマーは本当に観光資源が豊富なことを改めて知ることになった。

今日はその旅行の一部を画像で紹介します!

↓モンユワの直立仏像。その巨大さがよくわかる。



↓ピンウールイン郊外にある滝。水遊びが楽しかったそう。



↓ピンウールインのカンドージー公園で。モデルは娘です。



↓ザガインヒルからの景色。雨季なのでかえって景色がよかった。


ヤンゴン国際空港の出入国者数

2008年08月19日 | 旅行・観光




ジャーナル誌が発表した統計によると、ヤンゴン国際空港における各年度の出入国者数は上記の表の通りである。
(2008/2009年度は7月末までの統計)

この表を見てわかることは、

1. 出入国者数の合計に占めるミャンマー人の割合が年々大きくなっている。
2. 反対に外国人が占める割合は減ってきている。
3. 外国人の入国者数は年々増加傾向だったが、昨年の騒乱の影響で大きく落ち込んだ。今年度もサイクロンの影響で大きく落ち込むことが予想される。

2008/2009年度の外国人の入国者数で一番多かったのはイギリス人(21%)で、次いでドイツ人(20%)、フランス人(20%)、その後は中国、台湾、タイという順番だった。

ミャンマー人の渡航先は一番がシンガポール、次いでマレーシア、タイ、UAEの順だった。

2002年度から2008年7月末までのミャンマー人の総出国者数は1,047,470人で、総入国者数(帰国者数)は790,947人だった。

単純計算で256,523人の人材が国外に流出していることになる。

今後もまだまだ国外への人材流出は増え続けると予想される。

ミャンマー国際航空(MAI)運航再開

2008年08月04日 | 旅行・観光
今日発行のFLOWER NEWSによると、ミャンマー国際航空(MAI)は8月1日からヤンゴン⇔バンコク線などの国際線の運航を再開したそうだ。

7月のある日から突然、運航がキャンセルされ、ビザの更新のためにバンコクに行く予定だった先生が困ったことがあった。

報道によると、ミャンマー国際航空の機体はタイの格安航空会社である「ワンツーゴー航空」からリースで借りていたそうだが、この会社はタイ運輸省による監査の結果、安全基準を満たしていないと判断されて運航が停止させられていた。

そのため、この会社の機体を使用しているミャンマー国際航空も運航ができなくなったそうだ。

今度はミャンマーのエアーバガンから「ウエットリース」という契約形態で機体をリースし、運航を始めたという。
機体はフォッカー100を使用している。

この運航キャンセルをめぐっては、当地でいろいろな噂が流れていたが、これで原因がはっきりした。

長距離バスの料金

2008年07月12日 | 旅行・観光

昼飯の帰りに歩いていると、長距離バスのチケット売り場の前を通ったので、現在のバス料金を聞いてみた。(2008年7月11日現在の料金)

(片道料金)
1.ヤンゴン→マンダレー  13000チャット(約1300円)
2.ヤンゴン→バガン    20000チャット(外国人)、10000チャット(ミャンマー人)
3.ヤンゴン→ピンウールイン 13000チャット
4.ヤンゴン→ネーピードー 6500チャット(ミャンマー人のみ)
5.ヤンゴン→パテイン、チャウンダー海岸、グエサウン海岸 4500チャット
6.ヤンゴン→ラショー  18000チャット
7.ヤンゴン→モーラミャイン 6000チャット(ミャンマー人)

長距離バスのチケット売り場はヤンゴン中央駅の前の広場(アウンサンスタジアム)にたくさんのチケットカウンターが並んでいるので、そこで買うのが良い。

ただし、長距離バスのターミナルはダウンタウンからバスで1時間半かかるところにあるので早めに出発しないと間に合わなくなるので注意してください。

タクシーで行くと、8000~10000チャットもかかります。(長距離バス代より高くなる)

首都ネーピードーへは外国人にチケットを売ってくれない。(つまり入れない)

外国人が入れない首都があるというのも世界で珍しいですねえ。

余談ですが、昨日イェーレーパヤー(水中パゴダ)にタクシーで行こうとした日本人観光客が途中のタンリン大橋の手前に設けれた検問に引っかかり、これ以上先へ行くことができないと言われ、戻ることになったそうです。

水中パゴダのあるチャウタン付近もサイクロンの被災地になっているので、移動許可証がないと入れないということです。

パテイン、チャウンダー海岸方面も移動許可証が必要だそうです。

チャウンゴンへの1泊旅行(3)~結婚式

2008年05月16日 | 旅行・観光
(*これは5月4日に投稿する予定だった記事です。)

5月1日のメーデーの日、午前7時からチャウンゴン市内の教会で結婚式が行なわれた。

新郎、新婦共に私の妻の大変親しい友人であるということから、どうしても出席したいと言い出し、ヤンゴンから4時間離れたエヤーワディ管区にあるこの教会まで足を伸ばしたのだ。

新婦はカレン族、新郎はアカー族ということだ。
アカー族は初めて聞いた民族名だが、タイにもいるアカ族と同じなのだろうか。
それにしても、顔つきは中国人そのものだった。

私自身にとっては初対面の二人だったが、羨ましいほどの美男美女のベストカップルだった。

ミャンマーには公式発表で135の民族が住んでいるそうだが、その民族名全部を言える人はまずいないだろう。本当に奥が深い国だ。

この結婚式でびっくりしたことがあった。
ピアノの演奏をしている年配の女性がいたが、どうもどこかで見たことがある。
それもそのはず、今、6歳になる娘がピアノを習っているのだが、その先生だったのだ。
しかも、結婚式の3日前にレッスンを受けていて、そのときは結婚式のためにチャウンゴンに行くという話題はぜんぜん出てこなかったのだ。

こんな偶然がよく起きるのもミャンマーならではのことである。
(日本ではこんなこと、あり得ませんよね)

結婚式に出席するのはあまり好きじゃないけど、この日は清清しい気持ちになった。



チャウンゴンへの1泊旅行(2)~インタビュー

2008年05月15日 | 旅行・観光

(*これは5月3日に投稿する予定だった記事です。)

木賃宿の南京虫サービスには本当に参ってしまったが、もう一つの忘れられない話題。
チェックインの際、パスポートを提示するのだが、宿主はパスポートを見るなり曇った表情に....
「これは面倒なことになったぞ」
と何やらブツブツつぶやいている。
この木賃宿は外国人が宿泊するためのものではない。
もし、宿泊させる場合は、当局への申請と許可が必要なのだ。
「これから関係各署に申請してくる。」と言われて、パスポートを預けることに。
そして、夜9時頃「当局の人たちがインタビューをしたいとフロントに来ているので、降りて来てください。」と言われた。
停電で真っ暗な中、ろうそくが1本。数えてみると6人の人が来ている。
真っ暗なので、向こうの表情が見えない。
後で聞いてわかったことだが、チャウンゴン警察署の署長、副署長、警察官、地区平和開発委員会の議長、市の役人、地区の役員など勢ぞろいだったそうだ。
インタビューの内容は
氏名、生年月日、年齢、国籍、職業、ビザの有効期限、ビザの種類、チャウンゴンに来た目的、いつまで滞在するのかなど一般的な内容から、なぜ結婚式に参加するのか、結婚する人との関係、なぜミャンマー語が話せるのか、どこで勉強したのか、なぜミャンマー人と結婚したのか、どこで知り合ったのか、など事細かに事情聴取された。
警察署長の話では、
「この町に外国人が来ることはめったにない。もし、外国人であるあなたの身に何か事故があると私たちの責任になる。だから、あなたが何も事故がなく無事にこの町から去るまで私たちが保護監督することになる。」
と嬉しくなりそうな話だが、本音は
「わけのわからない外国人が来た。監視しなきゃ」だと思われる。

というわけで、インタビューに来た中からだれか一人がこの木賃宿に泊まるとまで言い出した。
私はそこまでしなくていいですからと丁重にお断りした。

結局、1時間にわたるインタビューの後、ご一行は私が問題を起こしそうな外国人ではないことが判ったのか、みんなすごすごと帰って行ったので一件落着。

主な観光地ではこんなことはないが、田舎町に滞在する場合はこのようなことになります。

南京虫+監視サービス=4000チャット(400円)也。

(↑の写真は朝霧が立ち込める中、川を行き交う小舟。↓の写真はチャウンゴンの町並み。町の雰囲気は静かで落ち着けるよい所でした。また行ってみたい。)

*実はこの24時間後にここを恐ろしいサイクロンが通過するとは夢にも思いませんでした。この町はあまり被害はなかったそうです。




チャウンゴンへの1泊旅行(1)~木賃宿に泊まる

2008年05月02日 | 旅行・観光
家族でチャウンゴン町という地方の町へ旅行に出かけた。
主な目的は妻のとても親しい友人の結婚式に出席するためだった。
チャウンゴン町はパテインへ行く途中にある町で、農業や漁業(川魚)が盛んな町であるらしい。
小さな子どもも連れて行くのでタクシーをチャーターした。

前日まで2日連続で大雨だったので天気を心配していたが、道中の途中から雨が上がりチャウンゴンに到着前、綺麗な夕陽が見られた。

チャウンゴンという町にはホテルが一軒もなく、ミャンマースタンダードの木賃宿が一軒だけ。
しかたなく、写真の木賃宿に泊まることにした。
(結婚式は次の日の早朝7時から始まるので、1泊するしかなかった。)

6部屋あるうち、シングル5部屋は埋まっていたが運良く家族部屋が1室あったので、そこに泊まることにした。(1泊4000チャット)

運が良かったのはここまで。

木賃宿だけあって、
①窓がない。②エアコン、扇風機なし。③ベッド台はあるがふとんなし(ゴザの上に寝る④豆電球がひとつだけ(ほとんど停電していたので役に立たなかった)
⑤トイレ、水浴び室は階段を降りた所にあり共同使用(水浴び室はタンクに水が入っているだけ)⑥テレビ、冷蔵庫なし⑦ベッドがあるだけで机、椅子など何もなし。⑧部屋はベニヤ板一枚で仕切られているので隣の部屋の人のいびき声が丸聞こえ。⑨掛け毛布、蚊帳、まくらカバーは1年以上洗っていないと思われる。あまりに臭いので使用不可能。⑩部屋中くもの巣が張っている。⑪壁には宿泊客が吐いたと思われる大量の赤い唾の跡。
⑫自家発電設備がないため停電中、宿内は真っ暗になる。トイレに通じる廊下、階段も真っ暗なので何も見えない。(危険)
というようなあり様だった。

しかし、一番困ったのはベッドに南京虫がうようよいたこと。
ベッドに横になる度に、全身が痒くてたまらなくなる。
ろうろくの光で、探してみるとこっちに一匹、あっちに一匹南京虫がいる。
一晩で10匹以上潰した。

ベッドにはゴザが敷いてあったが、このゴザの中に大量の南京虫やダニが生息しているらしく、これを撤去して板の上に寝たが、背中が痛くて寝ることができない。

南京虫対策として、日本から送ってもらった虫除けスプレーを体にべたべたに塗っておいたのだが、全然役に立たなかった。

おかげで、一晩中横になることもできず一睡もできなかった。
それでも子どもたちは環境に適応しやすいので、すやすや眠っている。

自分は早く夜が明けてくれと何度も何度も時計を見ながら祈るばかりだった。

若い頃、バックパッカーとして色々な国を回っていたとき、よくゲストハウスを利用していたが、こんなには酷くなかった。
(続く)

(↑このベッドの上に座って一晩を過ごしました。生き地獄生き地獄だった。)

民族村の観光(2)

2008年04月21日 | 旅行・観光

民族村はヤンゴン河のすぐ近くに造られており、パークからヤンゴン河やタンリン大橋(中国の援助でかけられた)の風景がよく見える。

タンリン大橋は全長が2000メートル以上もあり、道路と鉄道の共用となっている。

タンリンは歴史的には古い町で、ヤンゴンより先に繁栄した町である。

最近はヤンゴン大学がタンリンに移転して、「ヤンゴン東大学」となり、文系のほとんどの学部がここにある。

追記)
ネットによると、昨日(20日)の午後8時頃、スーレーパゴダ近くで爆発事件が2件あったそうですが、まったく知りませんでした。その時間、ちょうど近くで買い物していたのに....
でも、けが人もなくたいした事件ではなかったようです。