Natural Mystic ~ナチュラルミスティック~

There's a natural mystic blowing through the air

大野山

2011-03-05 21:13:17 | 登山・アウトドア
 99年の4月17日のこと。仲間達と伊豆でキャンプしようと後に嫁となる人物を車の助手席に乗せ東名道下りラインを走った。あいにくの雨であった。大井松田インターを過ぎしばらく走ると高速が一時的に二手に分かれる。右ラインへ入りしばらくするとどうもFFの右タイヤから妙な音が聞こえた。最初は水を跳ね上げる音かと思いあまり気にせず走行していたがとやはり音が強くなってきた。違和感に襲われながらも速度を落とさずしばらく進むと助手席でもそれに気付いたらしい。どうやらパンクらしいと思うもトンネルが迫り、路肩も難しい状況であった。速度さえ保てば大丈夫だろうとトンネルに入り1,660mの都夫良野トンネルも2/3程を過ぎたときのこと。一番恐れていたことが起こった。やはり流れに乗らずゆっくりと走行していた車が前を塞いでいた。やむなく減速。当然のように車は大きく縦に揺れ出した。しかしどうにか体勢を保ちながらトンネルをまさに脱出した。知人から譲り受けた車のためスペアタイヤがなく、JAFを呼んだところ1時間待たされ、あげく車に乗ったままレッカーという予想外の展開が続いたのを覚えている。

 6:00、休みにしては早い時間であるが一旦起きてみる。予想通り窓から富士山が見える。毎度のこと、
「山行くぞ!」
の一言で普段は寝起きの悪い双子は飛び起きた。今回の目的の山は先ほどの都夫良野トンネルの上にそびえる大野山である。その後、一人でバイクで来たことはあったもののいつか徒歩で登ってみたいと思っていた山である。

 朝食を済ませ、家を出る。電車を乗り継ぎ新宿へ。8:15発、小田急線の急行に乗る。目指すは新松田乗り換えで御殿場線の谷峨。ところが、新松田での乗り換え時間が駅が離れているにも関わらず4分と短いため乗れなかった。あげく次の便までは1時間以上である。やむなくタクシーで山北側の大野山登山口まで利用となる。タクシーを降りるとやはり東名高速のトンネルからの音は凄まじく反響していた。しかし、山を登るに連れ所々で現れる富士山はやはり大きく見ていて飽きない。



 90分ほどで山頂着。車でも入ってこれる場所ではあるがやはり雪が残る季節、あまり人はいなかった。頂上部は牧場になっている。富士山、逆方向には太平洋も望め気持ちの良い場所である。下山は谷峨駅方面に下るが牧場の歩道を降りるため気持ちが良い。





 早春のハイキングであった。

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