Natural Mystic ~ナチュラルミスティック~

There's a natural mystic blowing through the air

棒ノ折山2

2011-01-23 21:31:42 | 登山・アウトドア
 頂上からの眺めを十分に楽しむ。天気は良いがやはり1月下旬、落ち着くと寒い。下山することにする。帰りは埼玉側へ降りて温泉に入ろうと考えた。整備された長い階段の斜面を下り、ゴンジリ峠から岩茸石の分岐まで行き、悩む。ここで道のりとしては短くなる沢沿いのルートを進むか、遠回りになる林道ルートを進むか...。そんなとき我々の後方から来た人があっさり白谷沢沿いに降りていった。まあ、こちらがメジャールートな上、頂上にいた大部分が登ってきているはずのルートである。多少不安が伴うモノの大丈夫だろうと判断し沢沿いに進む。



 道もしっかりしている上、気にする箇所もないため良いペースで下山となる。しかし白雀の滝に近辺まで来て焦る。大人なら何のことはない3m程度の崖であるがちび共には断崖である。一人を待たせ、もう一人を下までどうにか誘導する。その後私が崖上に戻りもう一人を誘導する。とりあえず山場を越えたと思いきやこれは単なる序章に過ぎず、ひたすらこのような崖や徒渉が続いていた。登り返して林道ルートに復帰することも考えたが日没を考えるとその気も失せた(実際には谷沿いに歩いていたため日差しがないだけで日没にはまだかなり余裕はあったが)。



 崖では誘導の繰り返し、徒渉では抱きかかえてを繰り返しながらどうにか川沿いを抜け、眼下に名栗湖を見たときには安堵がわき上がってきた。

 その後、さわらびの湯に浸かり路線バスを利用して飯能経由での帰宅となった。

 登りの展望のなさに不満があったちび共ではあったが、私が大変であった下りが楽しかったらしい確かに途中、凍った路面があったり巨大氷柱があったり断崖果ては徒渉があったりとこちらが苦労しているにも関わらずヤツらにはとても楽しいことであったようだ。

 余談であるがこの『さわらびの湯』温泉のある建物には食堂等はなく、弁当や自動販売機程度しかない共同浴場である。

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