Natural Mystic ~ナチュラルミスティック~

There's a natural mystic blowing through the air

マネキン Mannequin

2006-04-04 23:25:17 | 映画
人形が人間になるという設定の物語をたまに目にすることがある。古くはコッローディの名作『ピノキオ』、私が幼少の頃のアニメにはこれをもじった『ピッコリーノの冒険』というものがあった。また最近では人形ではなく人間に似せたロボットを題材にしたS・スピルバーグの映画『A.I』などがある。



そんな中で『マネキン』1987年というアメリカ映画ある。上述に漏れず大枠は一緒である。主人公のアーティスト青年がマネキン工場で自らが作った女性のマネキンに魂が宿るというファンタジーストーリーである。ありふれたマネキン人形がキム・キャトラル演じる人間の女性に変身するという話は分かっていながらもストーリーに引き込まれ、また単純なそれであっても楽しめる作品であった。

日曜日、いつものようにジャスコをぶらつく、立ち寄った子供服売り場で幼児のマネキン人形が並んでいた。



表情はないが横に寝かすと目を閉じるという代物であった。これが仮に映画『マネキン』のように魂が宿ってこのまま人になったとしたら、あくまで人間を元に作っただけに元がマネキンと知らなければ、姿・格好だけ見ればそれ程違和感がないかも知れない(あくまで仮定の話なので念のため)。

ところが、店内をぶらつくととんでもないマネキンを見つけた。



この写真だけでは違和感に気付きにくいかも知れない。しかし、このうちの一体の顔面部分を撮ったものが下の写真である。



まるっきりアニメ的なマネキン人形なのだ。これが人になって動き出したらかなり怖ろしいことではないのだろうか...。



以下、goo映画より『マネキン』抜粋:明るいストーリーなのでお奨めである。

現代のフィラデルフィア。あるマネキン工場で働く青年ジョナサン(アンドリュー・マッカーシー)は、自分の力を全てふりしぼって一体のマネキンを創り上げるが、アーティスト気質の彼を嫌ったオーナーは彼をクビにしてしまう。以後、あらゆる職を転々とするジョナサン。どこも彼を歓迎しない。そんなある日、通りかかったウィンドーの中に彼の創ったマネキンを発見するジョナサン。突然起こった事故から老女を救った彼は、ラッキーなことに、その老女がデパートのオーナーだったことから社員にやとわれることになった。そのデパート、プリンス・アンド・カンパニーは、近くのイルアストラというデパートに客をさらわれており、客足がさっぱりであった。ジョナサンに仕事を与えたリチャード(ジェームズ・スペイダー)は、イヤミな男で、実はイルアストラに通じているスパイだった。自分の創ったマネキンが気になっているジョナサンは、ウィンドー・ディスプレイ担当のハリウッド(メスハック・テイラー)と知り合う。マネキンに見とれていたジョナサンに、何と、そのマネキンが語りかけた。そのマネキンは、エジプトの王女でエミー(キム・キャトラル)と名のった。朝ウィンドーを見ると、エミーはマネキンに戻っていたが、素晴らしいディスプレイが施されてあった。毎晩デートを重ねるうちに、毎回見事なディスプレイができあがり、プリンス・アンド・カンパニーは繁盛し、ジョナサンは副社長の座を手にする。それを面白く思っていないイルアストラのオーナー、B・J・ワートは、リチャードにジョナサンの秘密を探るよう命じる。リチャードは、夜警のフェリックス(G・W・ベイリー)に見はりを言いつけ、フェリックスは、閉店後のデパートでジョナサンがマネキンと戯れているのを目撃した。エミーはジョナサンと2人きりの時だけ人間になれるのだ。マネキンをあやしいとにらんだB・J・ワートは、マネキンを盗んでしまう。翌朝マネキンが盗まれたことを知らされたジョナサンは、ハリウッドと共にB・J・ワートに殴りかかり、ベルトコンベアーにのせられてゴミ処理機の中に落とされそうになっているエミーを見つけた。彼女を救おうとするジョナサン。たちはだかる警備員たち……。たくさんのマネキンの中からエミーだけを引き上げることに成功するジョナサン。人目にふれるとマネキンになってしまうはずのエミーは、何と人間に戻り、ジョナサンは彼女にキスをするのだった。

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