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高樹のぶ子のSIAブログ

2009年02月22日 / 芥川賞

 上海取材から戻り、芥川賞授賞式に出て戻ってきました。 芥川賞も、今回が140回です。私が90回の受賞者なので、ちょうど50回25年が経ったわけです。選考委員としてスピーチした折りは、そのことを忘れていて、そのあと飲んでいるとき、あ、そうだちょうど25年前だ・・と思い出しました。 この25年で、小説家としても「変節」してきました。変節とは一般的に良くない言葉です。 けれどわたしは、社会も自分の変わ . . . 本文を読む

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2008年07月17日 / 芥川賞

料理と受賞者

 いま、羽田にいます。これから戻ります。  ヤンさんと対談してきました。 これはぜひ、8月6日に発売される「文学界」を読んでください。  ヤンさんと話していて、思わずすごいな、と思ったのは、芥川賞の選考結果を待っているあいだ、担当の編集者に、自宅で手料理をふるまっていたことです。 料理を作る、というのは、かなり心に余裕というか、楽しい気分が必要でどきどき、はらはら、胸が締め付けられる状態だ . . . 本文を読む

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2008年07月16日 / 芥川賞

受賞者と乾杯

 芥川賞受賞者、楊逸(ヤンイー)さんと、今乾杯してホテルの部屋に戻ったところです。  受賞作「時が滲む朝」の最初のあたりに「汗玉」という言葉が出てきます。 日本語にはないけれど、感じわかります。この言葉が新鮮だったと選考委員が言ったことを伝えると、彼女はハルピンという寒いところで育ったので、汗をかかない生活をしてきたけれど、日本に来て、汗が玉になることを知った、それで「汗玉」という言葉を思い . . . 本文を読む

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2007年08月22日 / 芥川賞

芥川賞授賞式

 今日は東京日帰りでした。芥川賞授賞式と、他に二つ打ち合わせをして・・ しかし東京も暑いですね・・  今回の芥川賞から新選考委員が二人(小川洋子さん、川上弘美さん)が加わり、 ぐっと華やかになりました。 選考委員と受賞者、関係者は、式の前に控え室で歓談します。 芥川賞選考委員は小川さん、川上さん、黒井さんと私。直木賞選考委員は渡辺淳一さん、林真理子さん、北方謙三さんなど、賑やかでした。   . . . 本文を読む

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2007年07月19日 / 芥川賞

宴の写真

 東京から戻ってくると、福岡はもう真夏です。 東京が思ったより涼しかったので、かなりの温度差を感じます。  昨日は一日中、東京を動き回っていました。選考会もおわったので、ギンザで買い物がしたかったのですが、時間がなくて諦めました。  インタビューや打ち合わせは、いつものことですが、午後、「透光の樹」を英訳出版してくださるというので打ち合わせに行き、アメリカで日本文学が出版され、流通するプロ . . . 本文を読む

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2007年07月18日 / 芥川賞

芥川賞の一夜

 みなさん、こんにちは。 昨夜は芥川賞選考会のあと受賞者(諏訪哲史さん)を囲んで賑やかなひとときでした。カルアミルクを5杯くらい飲んでしまいました。飲みすぎ!  受賞作はすんなりと決まりました。今回も芥川賞は早く決まり、直木賞は時間がかかりました。新選考委員(小川洋子さんと川上弘美さん)が加わって、よけいに速度がアップしました。  受賞者は、名古屋にお住まいの細っそりとした青年(?)です。 . . . 本文を読む

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2007年07月17日 / 芥川賞

これから東京です

 今日の福岡はもう、夏の様相です。 セミが泣き始めました。短いいのちの噴出です。 我が家の目の前は、昔ながらの古い大邸宅で、樹木が広がっています。 おかげで眼下に四季を感じることができます。 台風が行きすぎると、それを節目に季節が移ります。  ひとつのきっかけで、違う世界に移る・・・人生の節目。 芥川賞は、その最たるものでしょう。 今夜、その選考会です。 今回から選考に加わられる小川洋子さん、 . . . 本文を読む

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2007年07月16日 / 芥川賞

芥川賞候補作6つ

 みなさん、台風が通り過ぎてやれやれですね。 私は17日の芥川賞選考会に向けて、候補作と格闘しています。 ほっと一息入れて、ブログを書いています。  今回の候補作は写真のように6作です。選考委員のところには、こんな風に冊子に仮綴じされて送られてきます。表紙にはタイトルと作者の名前だけ。他の一切の情報なしに、読むことが出来ます。 時には作者が男か女かさえわからないこともあります。 私が始めて選考 . . . 本文を読む

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2007年07月12日 / 芥川賞

吉行淳之介さん、ありがとうございました・・また芥川賞の季節が来ました

 吉行淳之介氏は、確かにカッコイイ方でした。 私が芥川賞を受賞したとき、選考委員でした。そのときの選考委員は、もはや一人もおられません。あたりまえですね・・23年前ですもの・・  芥川賞は、選考会のあと、選考委員の誰かが(受賞に積極的だった選考委員)待ち構える報道陣に「選考経過」を報告します。この報道陣は、私が受賞した当時よりもっと増えているそうです。私も何度か、このお役目を果たしました。 こ . . . 本文を読む

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2007年06月20日 / 芥川賞

芥川賞の季節到来

 昨日は文芸春秋社の編集者が五人も来られました。 この春の人事異動で、関係部署の前任後任が一緒に見えたわけです。 我が家の応接室は、久々に若い?男性たちで溢れました。  しかし良く考えてみると、私が小説を書き始めたころの編集者は、 ほとんど社を定年退職されているか、現場から離れて重役になっておられるか・・・ つまり来られたみなさんは、私から見て次世代編集者なのです。 それでも、何となく同世代の . . . 本文を読む

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