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お疲れさま! (乃阿 一葦)
2007-07-18 13:29:11
「快作」でしたか。 お疲れさま! ですネ。
芥川賞については、思いがいろいろありますね。
太宰治の「私に芥川賞を下さい!」から、個人的にもです。
出あって何度も会話を交わした芥川賞作家たち。
かつて、某物書き同人の会では、芥川賞作家は飲食代を払わなかった。
受賞してから電話しても連絡をよこさなくなったF氏。
遠藤周作のある著書の中にもその辺りに触れた記述がありました。みなに連絡していたら身が持たない。そうですよね。
しかし、かつては先方から連絡してきたのに、こちらから連絡入れてことづけても、返信なし。
しかし、賞をとっても取らなくても、書きたいことがあれば、書けばいいじゃないか、というのが持論です。
高樹さんのSIAを通じて、さまざまな輪が広がり、白熱することになれば・・
 
 
 
人間関係を扱わない方向 (ふわく)
2007-07-18 19:55:46
お疲れ様でした。祝杯は楽しそうですね。

あまりたくさん読んだわけではないので、なんともいえませんが、最近の新人さんが「人間関係を扱わない方向」というのは的を得ていると思います。なんとなく感じていました。
昔の作家さんはもっと骨太です。

おそらく、世の中が第一次産業や第二次産業のような、額に汗する機会を持つ人間が減ってるからなのではないかな?と思うのですが・・・現実世界が身近でないから、人間関係が希薄でも生きていけるし、悩むこともない・・・だから、そこから小説が生まれてこないのかもしれないなと思ったりします。
ゲームもかなり影響が大きいかな?
活字離れが進む中、売れる作品を書くというのは
作家さんの使命であり、編集者の力量ともなるんでしょうけど、少なくとも新人さんは、自分の世界を正直に描いてほしいですね。そして、その中から化ける作品を選んでほしいです。
 
 
 
化ける作品 (shi)
2007-07-19 01:20:28
こちらには初めて書き込みます。
芥川賞の選考、お疲れ様でした。
毎回、結果ももちろんですが、
選考委員の方々の選評を拝見するのが大変楽しみです。
今回からは、さらに川上弘美さん、小川洋子さんのお二人が入られたということで、楽しみの幅が広がっています。

「人間関係を扱わない方向」にもですが、
「化ける作品を選んでほしい」という点に、とっても同感です。
残念ながら最近の受賞作品で、感服させられたというものは
多くはないのですが、それは読む私側の力不足もあるでしょう。
受賞作品だけでなく、候補作品も含めて、その後2作目、3作目で、おおーっと思う小説に出逢う確率も多いように思います。

今回はまずタイトルに惹かれました。早く読んでみたいと思っています。

 
 
 
自分の一番好きな作品 (ビー玉)
2007-07-19 06:23:06
 「文芸誌なんか読まなくてもいから」「古今東西の一番好きな作品をめざして書いてほしい」という言葉に拍手喝采しました。
 最近の新人の作品は「人間関係を扱わない方向」や「不全に向かって縮小再生産」しているという御意見にも同感です。

 今回の受賞作は「長年手元に置いてあった」「快作」ですか。今から、読むのが楽しみです。

 私には中学生と高校生の息子がいます。彼らが小学校の高学年になった頃から、本棚ではなく階段の踊り場などの目につくところにさりげなく漱石や芥川などの古典をおいておきました。しかし、彼らは、それらの本を一冊も読みませんでした。
 長男は国語が得意で次男は数学が得意です。やがて、長男は自分の小遣いで若い作家の書く本を買って読むようになりました。
 私も長男から、それらの本を借りて読むことがあります。また、長男が、私の本棚から若い作家の話題作をとっていくことも・・・。でも、次男は、あい変わらず、本を読みません。

 ところが、一冊だけ家族で輪読した本があります。それが今回から選考委員になられた小川洋子さんの「博士の愛した数式」でした。
 まず、私が買い、それを次男が学校の読書タイムに持って行き、次に長男が読んで、今は夫の職場の机の中にあります。
 
 編集者の方は売れる本をつくることを、まず第一に考えなければならないのかもしれません。しかし、本当に売れる本とは、変に奇をてらったり無理に話題性をつくった本ではないような気がします。高樹先生の意図されるような作品や、前述のように家族で輪読できる普遍性のある作品なのではないでしょうか?

 私の本棚には川上弘美さんの作品もありますし、一番多いのは高樹先生の本なのですが・・・。高樹先生の御本は、コンビニでこっそりエ○本を読んでいる世代の子供たちには刺激が強すぎる部分もあり・・・。本棚の奥に隠し、私がひとりで楽しみながら読んでいます。

 カルーアミルク、おいしいですよね。私も好きです。一番好きな作品ならぬ一番好きなカクテルかもしれません。
 
 
 
ご苦労様でした (佐藤達朗)
2007-07-19 09:32:44
 記事の中に、「新人の小説が『人間関係を扱わない方向』あるいは『不全に向かって』縮小再生産している気がしてなりません」とのコメントがあり、今の日本の現状とマッチするようで残念に感じます。
 ベトナムの画家に感動致しましたが、「描くことに対する強烈な感覚・思い入れ」は、とりもなおさず、作家にとっても必要な部分です。しかも、人間対人間の関係に焦点を当て、それを作品に仕立て上げるのが作家ということになるように考えます。
 無機質な世界を取り上げるのは、むしろ、化学であり、科学ないし学術の世界と感じます。

 「強烈な感動」を音の世界に誘うのが、クラシックといわず作詞家であったり作曲家であったり演奏家の世界であり、それを絵画表現するのが画家や彫刻家の世界であると思います。
 それと同じことが、作家に課せられた使命としてあるのではないでしょうか?
 その意味で、記事に記された現状は残念ということになります。

 私も何のことはなく、相当の飲助で、365日アルコールを切らすことはなく、医者からも「たまには肝臓に休暇を与えたら」と揶揄されています。
 お互いに健康に留意して頑張っていきましょう。
 By T. Satoh, 19th July, 2007
 
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