高樹のぶ子のSIAブログ
紅子さんの赤い花
パリでも桜が咲くそうで、そういえば、パリから東へ列車で二時間半、ストラスブルグに近い街ナンシーで桜の開花を見ました。 ナンシーは思い出深い街で、「HOKKAI」で高島北海という明治の官僚であり画家の人生を書いたときに、取材した街です。幸運なことに、この作品で、芸術選奨文部科学大臣賞を頂きました。 北海は、エミール・ガレと親交をもった、山口(長州)萩出身の長身でハンサムな男性 . . . 本文を読む
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ライブ
恋愛感情には、かならず独占欲がついてくる・・と思っています。 別の言い方をすると、独占欲のない男女の感情というのは、やはり「愛」がないか、希薄なのではないかと感じます。 それをどう押さえたり、表現したりするかが知恵ですが。 「お好きにどうぞ」と言ってほしい、自由にさせてほしい、という男性の願望は、つまり「愛してません」と言ってほしいに等しいですよね。 けれど、「わたしの自由に出来た」と思った瞬間 . . . 本文を読む
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50の坂
いえいえ、このタイトル、女性の年齢のことではありません。 なんと、前回のブログのコメントが50を超してしまったのです。 もっと早く、新しい話題を提供しろ、という催促かもしれませんが、本当に忙しくて・・ それに、書き込みを読んでいると、わたしも一人の読者として参加している気分で、なかなかこれが面白いのです。 「甘苦上海」を根本に置いてはいますが、実際には、男と女、その違い、世代が異なる面白さ . . . 本文を読む
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甘苦上海の産所
前回のブログの書き込みが30を超えたので、読みにくくなったかもしれなくて、場所をあらためました。 「甘苦上海」は、紅子さんの冒険なので、みなさんの感想や意見(否定的なものも含めて)とても参考になります。 私自身、紅子さんになって毎日冒険しているのです。 また、他のブログなどで取り上げてもらって、いろんな感想を書いて貰っているのも、目を通すことができるかぎり、読んでいます。 . . . 本文を読む
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「甘苦上海」特集サイトがオープン
11月20日から、日経朝刊連載の「甘苦上海」を、ウエブでフォローする 特集サイトがオープンになります。 「甘苦上海」特集はこちら(http://bizex.goo.ne.jp/special/shanghai/)⇒ このことは、日経紙面(企業欄)でも、20日紹介されます。 新聞連載小説の弱点として、最初の読者が、回を重ねるにつれて、減少してしまうことがあります。数日旅行をしてい . . . 本文を読む
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性と性格
先のブログで、日経連載「甘苦上海」について、盛り上がっていまして、作者としては嬉しいかぎりです。 性描写に関しての様々な反応は、とても良くわかります。 ちょうど今日11月12日に掲載された(42回)を例にとって、私の苦労というか工夫について、ちょっとだけお喋りしてみたいと思います。 石井京とベッドをともにしてしまった紅子のところへ、その夜遅く、ショートメールが入ります。京からです。「診断書 . . . 本文を読む
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上海コンシェルジュ、インタビュー
------------------------------------------------------------------ 芥川賞をはじめ、数々の文学賞を受賞している高樹のぶ子が、9月から日経新聞朝刊にて上海に生きる日本人女性を主人公にした小説「甘苦上海」を連載する。取材のため上海に滞在中の彼女にインタビューを試みた。 「はっきりとした”明暗”と”落差”が面白いですね。」開口一 . . . 本文を読む
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