高樹のぶ子プロフィール
ご挨拶
gooのご配慮で、SIAの公式ブログを持つことになりました。
けれどブログって、いったい何なのかしら? 良くわからないのです。わからなくても始めることが出来るのがブログ、わからないから面白いんだと思います。
そしてこう考えることにしました。
「ブログが何か」を決めるのは、この私なんだわ……と。
日々の日記だと考える人にとっては日記、誰かに密かに心の裡を打ち明けたい人にとっては懺悔室、悩み事を抱えている人にとってはセラピスト、もちろん世界に向かって訴えたい意見を持っておられる人にとっては、まさにウエブ拡声器ですね……。
私にとってのブログは、カタチのない粘土、折り目のない折り紙、真っ白な画用紙です。
ブログが何かを知らない私だからこそ、ブログに全く新しい役割を見つけることが出来るかも知れません。
文学を良く学び識っている人間が、文学に新しい可能性を発見できるとは限らない、それと同じではないでしょうか。小説であれエッセイであれ、これまでいつも作品として言葉を送りだし、原稿料を頂いて来た私が、これから全く新しい言葉の海へ入っていきます。
目の前を行き交っている無数のブログ言葉は、反射する光のように跡をとどめず、動体視力が無くては何が起きているのかさえ、見えてきません。反射する光は私を驚かせ、幻惑しますが、私を染めることはないでしょう。
これまでブログに対してネガティブなイメージを持っておられた人たちが、私と一緒に何かを感じ、共に考えて下さる新ワールドにしたいと思っています。切り取り、貼り付けが自由な「トークブログ」も、近々公開します。
ウェブ上で私の言葉がどこまで届くか、新しい挑戦です。
高樹のぶ子
高樹のぶ子(たかぎ のぶこ)
1946年、山口県防府市生まれ。山口県立防府高等学校、東京女子大学短期大学部教育学科卒業後、出版社勤務を経て、1980年「その細き道」を「文學界」に発表、創作活動を始める。
1984年「光抱く友よ」で芥川賞、1999年「透光の樹」で谷崎潤一郎賞を受賞し、「透光の樹」は、2004年映画化もされている。他、多数執筆。
2001年より芥川賞選考委員、2005年より九州大学アジア総合政策センター特任教授(アジア現代文化研究部門)を務める。
受賞暦
- 1984年 芥川賞(第90回) 「光抱く友よ」
- 1994年 島清恋愛文学賞(第1回) 「蔦燃」
- 1995年 女流文学賞(第34回) 「水脈」
- 1999年 谷崎潤一郎賞(第35回) 「透光の樹」
- 2006年 芸術選奨文部科学大臣賞(第56回) 「HOKKAI」
著書
- 1983年 「その細き道」
- 1984年 「光抱く友よ」「寒雷のように」
- 1985年 「波光きらめく果て」「街角の法廷」
- 1986年 「星夜に帆をあげて〜さつきさん物語」
- 1987年 「陽ざかりの迷路」
- 1988年 「花嵐の森ふかく〜さつきさん物語」「虹の交響」「熱い手紙」
- 1989年 「ゆめぐに影法師」
- 1990年 「時を青く染めて」「ブラックノディが棲む樹」「霧の子午線」
- 1991年 「哀歌は流れる」「サザン・スコール」「フラッシュ・バック−私の真昼」
- 1992年 「白い光の午後」「これは懺悔ではなく」「彩雲の峰」
- 1993年 「湖底の森」「氷炎」「銀河の雫」
- 1994年 「熱」「蔦燃」
- 1995年 「花弁を光に透かして」「別れの手紙」「水脈」「億夜」
- 1996年 「葉桜の季節」「花渦」
- 1997年 「恋愛空間」「彩月」
- 1998年 「イスタンブールの闇」「蘭の影」「サモア幻想」
- 1999年 「透光の樹」
- 2000年 「百年の預言」
- 2001年 「燃える塔」「妖しい風景」「満水子」
- 2002年 「エフォソス百恋」
- 2003年 「罪花」「ナポリ魔の風」
- 2004年 「マイマイ新子」
- 2005年 「HOKKAI」
- 2006年 「Fantasia」
- 2007年 「せつないカモメたち」